経済の死角

猛暑でバカ売れ
「冷やしシャンプー」
考案したのは山形の理髪店

2010年08月13日(金) 週刊現代
週刊現代
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「猛暑の中、洗髪するだけで頭がスーッと心地よく冷える『冷やしシャンプー』が大人気です。関東や東北の理髪店を中心に、静岡や大阪でも引っ張りだこ。この夏のうちに全国的ブームになるでしょう」(流通ジャーナリスト・金子哲雄氏)

 この人気シャンプー、値段は1個1050円(税込)。急に現れた商品のように見えるが、もともとは山形市で理髪店「メンズ・ヘアリズム」を経営する大沼幸市氏が、10年以上前から開発してきたものだ。

「山形市は、3年前に埼玉県熊谷市などに抜かれるまで、『日本一夏に暑い市』とされてきました。お客様に清涼感を感じていただこうと、弱酸性アミノ酸成分で肌に優しくし、天然メンソールも配合して、爽快感あるシャンプーを作ってきたんです。3年前、全国ネットのテレビで取り上げられて売れ始め、今年の夏に大きく伸びた。昨年の3倍近く売れています」(大沼氏)

 商品開発に当たっては、皮膚科の医師や、血液学、頭皮学の専門家にアドバイスを受けているという。今年は「冷やしトリートメント」も発売した。

 東京・祐天寺の理髪店「メンズ大東京」オーナーの岩下誠氏は言う。

「今夏、冷やしシャンプーをオーダーされるお客様の数は、倍増した感があります。この前の土曜日(7月17日)は凄くて、約50人のお客様のほとんど全員が、冷やしシャンプーでした。一回使った方は、必ずリピーターになりますね」

 開発した大沼氏は「最近は、パクリのような類似品も出て困惑しています。しかも、類似品へのクレームが私のところに来る。弱りますね」と苦笑するが、これもまた"全国制覇"へのワンステップかも?


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