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佐々木:ブログにしてもツイッターにしても、言論空間としての質はかなり高まっています。いろんな多様な議論が行われてます。
ただ、そういうと必ず、「そんな誰も読まない、政治権力と関係ないところで、勝手に力の無い者が議論を交わしても、政治のプロセスに繋がらないのであれば言論空間として意味がない」という声が出る。
「政治を変えるのはやっぱり行動しなきゃダメだろう」という意見は必ずあります。
ネット上の言論空間をどうやって政治に繋げていくのか。そこは結構難しいですね。
東:非常に愚直な言い方をすると、僕はそれは言論しかないと思っています。朝日新聞の論壇時評をやって、それなりにポジティブな気持ちにもなっている(笑)。
佐々木:ある意味、東さんのやっていることは政治権力に繋がっていくかもしれませんが(笑)。

東:僕たちはいろいろ議論している。ところがまったく政治権力に繋がらない、となると、その次の議論として「だから結局はロビイングなんだ」と一足飛びに行きがちです。
でもロビイングってなると、これがまた理念も何にもないただの戦術みたいな話になる。「とにかくメール送ろうぜ」とか「とにかくコメントいっぱい送りつけるんだ」とか。
僕はそっちに一足跳びに跳ぶのはやっぱりよくないと思うんですよ。その間をつなぐ空間を作っておくことが必要で、本当はそのために言論空間っていうのがあったと思うんですね。
ネットとかツイッターで交わされている議論が、今までの既存の言論空間と少しでも繋がっていくように言論空間を変えていくことが、結果的には政治との関係もよくすると思ってます。
「非実在青少年問題」でなぜ政治が動いたのか
佐々木:ブログやツイッターでの議論とか意見交換って、可視化されていません。きちんとフォローをしないと読めません。日本にはアメリカにおけるハディントンポストやポリティコみたいな集約サイトがまったく存在してない。そうするとネット利用が高い人たちだけしか、そこで何が議論しているかが分からない。
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