タダ同然の出会い系サイトが乱立するなか、高額な費用がかかる出会い系を利用しているのは、いったいどんな人たちなのだろうか。
長年つきあった恋人と別れたばかりのマリア(35)は、デート相手を探そうとして愕然とした・・・。周りに独身男性がほとんどいないことに気がついたからだ。
ふつうの出会い系サイトという手もあったが、つまらない男に会って時間を無駄にしたくはなかった。シニア・マネジメント・コンサルタントという立場で世界中を飛び回る彼女にとって、ロンドンで過ごす夜は貴重な時間なのだ。
そこで彼女は富裕層向けの出会い系サービス、「グレイ・アンド・ファラー」に入会金1万5000ポンド(約200万円)を支払うことにした。
彼女は現在とても満足している。
「デートした男性はみな当たりでした。高学歴で仕事もできてイケてる感じ。何よりも成功した女性に対しても気後れしないのがよかったわ」
男女ともに年会費が1万ポンドという高級出会い系サービス「セブンティ・サーティ(ST)」は驚くべきことに、景気後退後に会員が10%増加したという。担当者は「暮らしに不安を覚えて、誰かと一緒にいたいと感じる人が増えた」のが理由だと話す。
このような高級出会い系サービスは男性にも好評だ。STの会員である芸術家兼企業家の44歳のある男性は嬉しそうにこう語ってくれた。
「女性を援助するだけの関係とおさらばできました。それに、ここの女性たちはお金以外の私の魅力を見てくれる」
また、「お金をだましとられた経験があるから、女性側にお金があると安心できる」なんて会員もいる。
「自分の魅力はお金だけじゃない」と言いつつも、恋人探しの尺度が相手の経済力という自己矛盾。結局、惚れた腫れたもカネ次第か・・・。
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