「所有」するなんてナンセンス! テクノロジーが加速する「共有」の時代

 ソーシャルウェブの台頭とリンクして、若い世代を中心に時代の空気が変わっていると私は感じています。

 今回紹介する二つのサービスからは、「所有は非効率であり、共有した方が豊かになれる」という考えが広がりつつあることが読み取れます。

 「所有」せずに「共有」することは、経済的に効率が良いだけでなく、精神的な満足も得ることができるのです。

 米国の共有系サービスを2つほど見ていきましょう。

お下がり共有サービス「ThredUP」

 初めにご紹介するのは「Clothes don't grow. Kids do.(服は成長しない。子どもは成長する。)」というコンセプトの子ども服交換サービス、ThredUPです。

お下がり共有サービス「ThredUP」

 子ども服の寿命は短いです。せっかく良い服を買っても1年足らずで着られなくなる、なんてことも多々あります。そうなればまた新しい服を買わなければなりません。

 ThredUPはそんな時役立つ、「お下がり共有」のためのサービスです。小さくなった服を誰かにあげる代わりに、より大きなサイズの服を貰うことができるのです。

 あなたのご家庭にも、もう着られなくなった子供服はありませんか? ThredUPはまだ米国でしか利用できませんが、子供服を気軽に交換できる時代がもうすぐ訪れることは確実でしょう。

近所の人と気軽に貸し借り「Neighborgoods」

 「Save money and resources by sharing stuff with your friends(あなたの友達とモノを共有して、お金とリソースを節約しよう)」という分かりやすいコンセプトの「Neighborgoods」も面白い事例です。

近所の人と気軽に貸し借りできる「Neighborgoods」

 例えばスーツケースや農機具、着物など「日常的に使わないけど必要なモノ」はどの家庭にも数多く眠っているものです。

 Neighborgoodsはそうしたモノを近所の人と貸し借りすることができるサービスです。

 年間稼働率の低いモノを近所の人と共有することには、経済的にメリットがあります。買うよりも借りた方が安いし、場所も取りません。