日本、本当にリッチなクルマの売れっぷり
あのお大尽ぐるまの売れ行きを検証する!!

 いまだ体感はできないが、景気はようやく底を脱出しつつあるとか。ってことはヒョッとしてお大尽クルマも売れ出してるのでは!? チョイと検証してみたゾ!

 聞けばバブリーバブバブな中国で開催中の上海万博では、日本のアパレル企業の服が高いものから売れていったという。そう、景気がいい時は高いものから売れていくという極めて不思議な現象が起こったりするのだ。

 いっぽうリーマンショックに端を発する不況が、いまだ庶民の財布を直撃しまくっている我が国、日本。が、どうも新聞などによると、こちらも景気は回復しつつあるらしい。となれば、日本でも高額商品に動きがあるのでは?

 というわけでバブリーな男の象徴のひとつともいえる、高額車両の売れゆきを検証だ。高いクルマ転がして、旨いメシでも食わせときゃ、高めの女もイチコロよぉ! うん? チト感覚が古かったか?

JAIAに聞く高級車の売れゆき

 さて日本における高額車両といえば、やはり真っ先に輸入車が思い浮かぶ。となればJAIAこと日本自動車輸入組合に話を聞くしかないでしょう。会員業務部長の岸田久教氏に高額輸入車の概況を聞いてみたぞ。

「全体の流れとしては、クルマが売れない時期からようやく脱してきているという感じです。輸入車も国産車より遅れましたが、昨年の11月からやっと前年を上回る数字になってきています。

 ただ市場自体は戻してきていますが、ちょっと500万円以上のクルマのプレミアムセグメントの回復が遅れている印象はありますね。

 今年の1~5月の販売台数を前年の1~5月と比べた場合、VWやプジョーは130%近い数字で推移していますが、ベンツで110%、BMWで107~108%といったところだったと思います。数字を見るかぎり、プレミアムモデルをラインアップに持つメーカーは回復が遅れ気味といえるのではないでしょうか。

登録車全体の推移

 それよりさらに上の超高額車となると、話が少し変わってきて、これは新モデルの投入などが要素として大きくなってきます。それらのモデルが例えば10台売れただけで、もともとの分母が小さいから、前年比率は大きく上昇するんですね。

 まあ、プレミアムモデルの販売が遅れている要因のひとつには、周囲の目を気にしているというのもあると思いますよ。やはりプレミアムモデルを購入すると目立ちますからね。ようやく世間の状況がそれを許し始めたような感はありますが」

 とのこと。つまり現在のところ全体的に高額モデルの回復はやや遅れ気味だが、高額モデルを買える人はもとから買えるだけの金を持っているので、もう少し景気が回復して世間から後ろ指を指されなくなれば、もっと多くの人が買うだろうってことです。うらやましい。

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