米国大手銀行JPモルガン・チェイスは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス大手のフェイスブックと提携し、事前に応募のあった50万もの非営利団体(NPO)の中から、最も人気のある団体をフェイスブックユーザーに選んでもらい、最高金額25万ドル、合計500万ドルを寄付する、「チェイス・コミュニティ・ギビング・サマー2010」というキャンペーンをこの夏、実施しました。
7月13日に発表されたリリースによると、フェイスブック上で行われたチャリティ・キャンペーンとしては過去最大規模であり、投票に参加したユーザーは250万人を超えたとのことです。
キャンペーンの概略は以下の通りです。
・米国内で認められているNPOで年間運営予算が100万ドル以下の団体のみ、事前にウェブサイトを通じて応募を受け付ける(活動領域は教育、青少年育成、医療、住宅、環境、コミュニティ開発等多岐に渡る)。
・専用のフェイスブック・アプリケーション上にエントリーされた合計50万件の応募NPOの活動概要を6月15日から7月12日までの期間、掲載する。
・フェイスブックユーザーは自分の応援したいNPOに投票することができる(投票は一人原則20回まで、但し同じ団体への重複投票は不可)
・期間中最も多くの得票数を得た1団体に対し25万ドル、次点の4団体には各10万ドル、そして残り上位195団体には2万ドルずつの寄付が、7月13日の結果発表後に送られる。受賞200団体のリストはこちらから閲覧可能。
今回の最優秀賞には 「ハリー・ポッター・アライアンス」という、ダルフール、ミャンマー、ハイチ等紛争、被災地域へのフィクション小説等の書籍寄贈による識字率向上、人権擁護活動を行う団体が選ばれました。
キャンペーンのフェイスブック上の特設ページ。ユーザーからの投票で選ばれたNPO「ハリー・ポッター・アライアンス」は最高寄付額の25万ドルを手にした。従来大手企業の寄付といえば、美術館等の文化事業、何らかのゆかりのある、地域のNPO等の決められたチャリティに対して行われるもの、というイメージを持つ方が多いかもしれません。
JPモルガン・チェース社の試みは、先日ご紹介したペプシコ社の例(「広告か、チャリティか? ペプシによるソーシャルメディアマーケティング」)同様、フェイスブックによるソーシャルメディア・プラットフォームを活用している点が画期的といえます。
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