[メディカル]「風邪で熱がでたら、温かくして寝て汗をかくと治る」は間違い? 他


医学が目覚ましい進歩を遂げる一方で、先人の「知恵」に、目からウロコの驚きを感じることもある。でももしかしたら、あなたは世間に広まる都市伝説に、だまされてはいないだろうか?

【HBR会員誌2011年4・5月号「我が家直伝ケア 検証してみました」より】

 医学が目覚ましい進歩を遂げる一方で、先人の「知恵」に、目からウロコの驚きを感じることもある。でももしかしたら、あなたは世間に広まる都市伝説に、だまされてはいないだろうか? 医学都市伝説にまつわる著書もあり、テレビ、ラジオ、雑誌等にて、医学常識の仕分け人として活躍中の医療ジャーナリスト、医学博士の森田豊先生にお話を聞いてみた。

【Q1】風邪で熱がでたら、温かくして寝て汗をかくと治る?
【答え】×

 発汗療法は日本で50年以上も伝えられてきた風邪の対処法だ。

 しかし、現代医療の方向はむしろ逆。

 正しい対処法は、クーリングと呼ばれる方法。

 太い血管が集まる脇の下、首の周囲やそけい部(股の付け根の内側)など、太い血管が走っている部位に、

 冷やしたペットボトルや冷たいタオルなどを置く。

 物理的に体全体の温度を下げ、体力の消耗を極力避けながら、発汗による脱水を予防するのが重要なのだ。

 頭部を氷嚢や氷枕で冷やす光景も昔はよく目にしたが、頭部には太い血管はあまりないので、体を冷やす作用はさほど望めない。

 頭痛などの症状緩和に対して、ある程度の効果が認められるのみだ。

【Q2】風邪をひいたときはお風呂には入らないほうがいい?
【答え】×

 実は、「風邪をひいているときに入浴を控える」というのは、日本特有の習慣だ。

 その背景にはふたつの理由が。

 ひとつは日本家屋の構造上の問題。

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