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 フレンチとイタリアンの影に隠れて、地味な存在のスペイン料理であるが、最近はスペイン・バルの流行もあって、徐々に日本人に浸透してきている。

 タパスと呼ばれるスペイン料理の前菜は、オリーブやチーズ、タコなどを使った冷製料理や、イカやエビのフリットのような温かい料理などバリエーション豊富で、少しずつ食べられるのが良い。味も日本人の口に合っている。

スペイン料理と言えば外せないのがパエリア

 また、スペインのワインは価格の割に品質が良く割安だ。特に赤ワインは地元のぶどう品種であるテンプラニーニョを使ったリオハワインが有名。お店で注文しても5000円以下でフルボディのコクのあるワインが楽しめる。

 そして、何と言っても、日本人に人気があるのがパエリア。サフランやイカスミなど味は様々であるが、〆に食べる「ご飯」はコメ文化の国の人間にはたまらない。

 スペイン料理はカジュアルで気取らない。カップルが2人でしっとり楽しむというよりも、気の置けない仲間がグループで集まって楽しく飲むのに向いている。会計をあまり気にすることなく飲めるのも良い。

 東京でスペイン料理の草分けと言えば、「びいどろ」である。30年以上の歴史を持ち、未だに変わらない懐かしい味を提供している老舗。また、恵比寿にある「ティオ・ダンジョウ」も15年近い歴史を誇る名店。店名のダンジョウはシェフの「壇上桂太さん」から。

 日本人向けにアレンジしたものではなく、現地に近い味を現地に近いスタイルで提供してくれる。スペイン・バルブームの元祖のようなお店だ。

 ワールドカップは日本チームの健闘で途中から、サッカーに興味を持たなかった人まで巻き込んで、国内でも異様な盛り上がりを見せた。そして11日の決勝で優勝したのはスペイン。

 ということで、今週はスペイン料理のお店に行ってみよう。タイムリーな企画で盛り上がり、幹事の株が上がるはず。ただし、にわか作りのスペイン・バルに行くと、ワールドカップの優勝予言で有名になったタコのラウル君もびっくりのとんでも無い料理が出てくるので注意。

 コジャレた新しいお店より、ブームの前から営業しているいぶし銀のような伝統あるお店をしっかり選ぼう。

<グルメの法則 16  
ワールドカップ優勝国! タイムリーなスペイン料理で株を上げる


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