ソーシャルビジネス最前線
2010年07月10日(土) 市川 裕康

「広告か、チャリティか? ペプシによるソーシャルメディアマーケティング」

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ブランドイメージをアップさせたペプシコ社のキャンペーン(同社のサイトより)

 長期的で深刻な影響を及ぼしつつあるメキシコ湾原油流出事故に対する地域での支援プロジェクトを個人、団体から募集し、選ばれた32団体に合計130万ドル(約1億2千万円弱)の寄付がされる、というニュースが、7月1日に報じられました。*ハフィントンポストの記事より

 発表したのは米国大手飲料メーカー、ペプシコ社。「Do Good for the Gulf Initiative(湾岸地域被害者の方のためにいいことをしよう!)」というキャンペーンです。 

 同社は今年の1月、それまで23年間連続して出稿していたスーパーボール(アメリカ最大のスポーツイベントであるプロ・アメリカンフットボール・リーグ優勝決定戦)のTVスポットCM(30秒枠の平均価格約260万ドル(約2億3千万円))を取りやめたことでも話題になりました。

 代わりに、2010年の年間を通じて2000万ドル(約18億円)を、オンライン上で募り、最も多くの票を獲得した32の社会貢献活動プロジェクトに、合計毎月130万ドルずつ寄付をする、という「ペプシ・リフレッシュ・プロジェクト」を発表したのです。

ペプシコ社は、新しい企業の社会貢献活動の形を提示した(同社のサイトより)

 同プログラムは、4種類の希望寄付額(5千ドル、2万5千ドル、5万ドル、25万ドル)毎に、医療、芸術&文化、食糧&住居、地球、コミュニティー、教育の6分野の中からプロジェクトを毎月最大計1000件、受け付けます。受け付けたプロジェクトをウェブ上に公開、フェイスブック、或いはツイッター経由で一般消費者から投票を募り、投票数が最も多い32団体が毎月選ばれ、それぞれの希望寄付額が提供される仕組みです。

 過去5カ月間で、既に約700万ドル(約6億3千万円)の寄付金が、合計3100万もの投票で選ばれたプロジェクトに提供され、毎月の新規プロジェクト応募もいつもほんの数分で埋まってしまうとのことです。

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