最大1秒で3283件発生する「つぶやき」を仕事にも活用しよう
Twitter社が発表した世界中の1日当たり「つぶやき」件数(M=100万件)

 リアルタイム性の高いツイッターと大規模スポーツイベントの相性の良さは、しばしば指摘されるところです。ワールドカップの熱狂もツイッター上に波及し、試合放送中はオンライン上で世界規模のパブリック・ビューイングが行われている、といった印象です。

 ゴールを決めた瞬間などは投稿が殺到し、ツイッターは一種異様な空間と化します。オンライン上で数千人規模の人々と、興奮した時間を共有する感覚は一度体験すると忘れられないものとなるはずです。ツイッターの特徴は、このように地理的な壁を超えてリアルタイムに共感を共有できること、すなわち「つながる」ことができることです。

 ツイッター日本語公式ブログが報じるところによれば、日本対デンマーク選の終了時には、史上最高となる秒間3283件の「つぶやき」が発生したそうです。この数値はグローバルのものなので、そのすべてが日本人によるものではありませんが、日本人による「おめでとう!」「やった!」という喜びの声が相当な割合を占めていたことは間違いないでしょう。

 平常時では、全世界で一秒当たり750件のつぶやきが投稿されています。

 ツイッター上のクチコミデータ分析サービスであるTweet SentiMentの計算によれば、全世界のつぶやきのうち日本がしめるシェアは2010年6月時点で約23.69%です(米国の24.05%に次いで第2位)。つまり日本では一秒間に約180件のつぶやきが発生していることになります。

 日本でのツイッターの盛り上がりに、ワールドカップ日本代表の活躍が美しく出会った。今回のツイッター上での異様な盛り上がりは、体験した人には忘れることができないものでしょう。

 連載第2回目にして早速訂正しなければいけないのですが、第1回で私は「日本で発生するつぶやきの数は秒間90件」と書きました。これは数ヵ月前に別の統計から計算したものでした。

 もちろんデータソースが違うことも差異の原因ですが、この数ヵ月でツイッターを使ったコミュニケーションが、日本ではものすごい速度で成長していることを示唆しているとも言えるでしょう。

 そしてこのソーシャルメディアの普及が、日本の若い世代にも社会を良くしようという「新しい風」を起こしはじめています。このコラムでは、そうした新しい動きについても取り上げていきます。

顧客サポートの必要なユーザーを見つける

 「つぶやき」には多大な価値がある、というのが私の主張です。ツイッターの功績は「気軽なつぶやき」の名のもとに利用可能性の高い些細な情報を可視化したことです。

 その価値を実感する一つの方法は、ツイッター検索す。この機能を使うことで、消費者がブランドや商品に対して何を感じているかを簡単に知ることができます。あなたの企業や商品についても何か投稿があるかも知れません。関心のあるキーワードを、このリンクから検索してみてください。

 また、「つぶやき」から顧客サポートを必要としているユーザーを見つけることも可能です。

 製品の使い方などが分からない場合、コールセンターに電話する前に、体験している問題をつぶやくユーザーは多いものです。米国企業を中心に、困っている顧客を発見し、能動的に顧客サポートを提供するといった活用法も実践されています。

 ツイッター、ブログ、Facebookといったソーシャルウェブツールを、個人として、組織としてどう活用するか、この連載を通して皆さまにヒントを与えられれば幸いです。1秒に180件もの勢いで発生している「つぶやき」、活用していきましょう。

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