永田町ディープスロート

わが小沢一郎体験 小沢一郎、この狷介にして食えない男よ

各党幹部、側近、番記者が明かす

2010年07月06日(火) 週刊現代
週刊現代
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突然、連絡が取れなくなる

「静かにしておれと言われたから、静かにしている」

 さる6月17日に開催された自身の政治資金パーティーの席上で、小沢一郎・前民主党幹事長は自嘲気味にそう嘯いたという。

 が、政界関係者の間に、その言葉を額面通り受け止める人間はいないだろう。かつて側近として小沢氏を支え、その後、袂を分かった船田元前衆院議員は苦笑まじりにいう。

「枝野新幹事長との引き継ぎの様子を見る限り、小沢さんは相当、怒っていると思う。あの人は怒っている時には『~ですっ』とか『~ますっ』という具合に、語尾を強く言う癖があるんですが、引き継ぎ後の会見ではまさにそういう話し方でした。
  今回の菅さんの『静かにしていろ』という発言は、小沢さんにとっては政治家人生で初めてといっていいほどの屈辱ですから、何らかのリベンジを仕掛けるのは間違いない」

 党の要職を離れたとはいえ、小沢氏は依然として政界の中心にいると目されている。だが、これほど長期にわたって政界の主軸を担ってきたにも拘らず、小沢氏には虚実入り交じった話が飛び交い、その真の姿が見えてこない。本誌は今回、小沢氏と近い関係にあった人物らの証言を元に、改めて小沢氏の実態を浮き彫りにしてみた---。

 冒頭の船田氏は、湾岸戦争の直後、「小沢調査会」(「国際社会における日本の役割に関する特別調査会」の別称)が発足した頃から小沢氏の直接指導を受け、以後"小沢の側近"と目されるようになる。

「確かに人心掌握の術については、小沢さんから多くのことを学んだと思います。宮沢改造内閣の発表があったときのことです。当時、羽田派からは二人を閣僚に推薦しており、ひとりは入ったんですが、もうひとりの畑英次郎さん(元農水相)が入らず、なぜか私が経済企画庁長官に任命された。

 恐らく、宮沢総理ら主流派は羽田派に揺さぶりをかけるためにあえて私を指名したんでしょうが、この時の小沢さんの対応は素早かった。

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