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 Twitter、 Facebookなどに代表される、「ソーシャルメディア」と呼ばれるインターネットサービスによって、私たちは、いろいろな人々の喜び、感動、何気ない呟き、そしてアイデアにアクセスすることが可能になりました。たとえばワールドカップサッカーに関するTwitterの呟きを見ていると、スポーツ観戦をこれまでとは違った次元に引き上げています。これが「共感の可視化」です。

 こうした共感の可視化によって、「クチコミ・マーケティング」、「ソーシャルメディア・マーケティング」と呼ばれる新しいマーケティング手法や、事業を通じて社会的な問題を解決する「ソーシャルビジネス」も注目されてきました。

キックスターター

 ニューヨークに拠点を持つキックスターターというサービスは、何か実現したい創造的なアイディアや企画があった際、そのプロジェクト概要と必要な資金の目標額と募集期限をウェブサイトに公開、PRすることで資金や支援を集める仕組みを提供しています。寄付でもなく、融資でもなく、投資でもない、「投げ銭」のようなお金をひとり1ドルから募ることができるサービスとして、マイクロファイナンスならぬ、「マイクロパトロン」とも呼ばれる所以です。

 一度、出資したお金は返ってこない代わりに、アーティストやクリエイターが作成した商品やサービスなどの形で還元されるのが特徴です。長年の夢である映画を製作したいとか、世界を旅したいといった創造的なチャレンジがすでに数多く登録されており、いまは米国内だけですが、誰でも申請することが可能です。目標金額に達しない場合は一切お金はプロジェクトに渡らない、というのがルールで、目標金額に達した時は、金額がプロジェクトに払われ、キックスターターは5%を手数料として得ます。

キックスターターのサイトより 写真はディアスポラのメンバー

 たとえば、つい最近話題になったプロジェクトは、「プライバシーの保護を大事にするソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を創る!」というものです。

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