経済の死角

新婚の西川史子が住む新築マンション
「床上浸水」の惨劇

2010年06月30日(水) 週刊現代
週刊現代
upperline

 そのマンションは、都内随一の高級住宅街の一角に立つ。マンション外周には防犯カメラが設置され、エレベーターも住民でないと呼び出せない。24時間有人管理で、ゴミも管理人室に内線一本で回収にきてくれる。分譲価格はいずれの部屋も億を超え、一番高いもので6億円ほどになる高級分譲マンションだ。

 今年結婚した、女医でタレントの西川史子氏はこのマンションを新居として購入した。3LDKの部屋で、価格は推定約2億円。

 新しい住まいで、セレブな新婚生活―そう夢見たであろう矢先、西川夫妻はあるトラブルに襲われた。

 入居早々の、雨が強く降る日だった。雨水がバルコニーから室内に流れ込んできたのだ。室内は水浸しになり、家具などが被害を受けたという。

 西川氏側は「すべて直してもらったので、いまさら話を蒸し返したくない」(ホリプロ広報担当)と言うが、現場調査をした一級建築士の岩山健一氏(日本建築検査研究所代表)は被害状況をこう語る。

「バルコニーに設置されている水が流れる側溝が詰まり、室内にオーバーフローしたのです。しかも、この部屋は『二重床』になっており、床下にも水が流れ込んでいました。新築でこのような被害が発生することは非常に珍しい。設計上の配慮が欠けていたということです」

 マンションの販売主は積水ハウス。岩山氏は、トラブルが発生した後の積水側の対応は不誠実だった、とも指摘する。

「担当者が、床下に水が流れ込んでいる可能性について西川さんに説明していなかったんです。専門家が見たらすぐにわかることなので、私がそれを担当者に問うと、『勘違いしていました』と意味不明に答えてきた。これだけ高価なマンションを買わせておいて、指摘がなければ黙っているつもりだったんでしょうか」

 一連のトラブルについて積水ハウスに聞くと、「お客様のプライバシーを守る立場に立ち、一切お答えすることは致しかねます」(楠正吉・広報部長)との回答だった。

 結局、積水側がすべて直し、家具も弁償することで解決したという。


このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事

最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ