錯乱する総理大臣 病院で一度見てもらいましょう周囲がみんな心配しています

2011年06月07日(火) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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 ようやく納得した菅総理から、『海水再注入』の指示が出たのは、19時55分でした。これを受けて、20時5分に海江田経産相が海水注入を命令。東電は胸をなでおろした」(A氏)

療養が必要なのでは

 菅総理自身は、5月23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、

「(海水注入の)報告はございませんでした。報告が上がっていないものを、『止めろ』と言うはずがありません!」

 と語気を強めていた。

 一方の班目原子力安全委員長は、

「私が再臨界の可能性など言うはずがない。そんなことを言ったら専門家としての生命は終わりだ。名誉毀損で、冗談じゃない」

 とまで言っている。どちらがウソを言っているのか「藪の中」のような騒動だったが、現実は「再臨界はない」と主張する班目氏の意見に菅総理がまったく耳を貸さず、時間を空費していたというのが真相だった。

 18時5分と19時55分の二度にわたって注水指示が出ているのも、菅総理の混乱が原因だった。

 ある民主党のベテラン議員はこう話す。

「官邸スタッフの間では、『菅さんは病気ではないか』という話が出るほど、気分のアップダウンが激しい。もの凄く落ち込んでウツ病のようになるときもあれば、興奮して怒鳴りまくることもある。いったん思い込むと、いっさい人の意見を聞こうとしない。唯一の例外は、伸子夫人らしいがね」

 ほかにも、菅総理の怒声を直接、耳にした人物がいる。

 佐賀大学元学長の上原春男氏は、原子炉復水器の専門家として、地震発生直後から直接、間接に官邸に対し、助言していた。

 その上原氏本人が明かす。

「原発が次々に水素爆発を起こした直後の3月20日、佐賀市内の私の事務所に、原口一博氏ら佐賀出身の国会議員が何人か集まって、福島の事象について説明するように求められたんです。

 私の話を聞いた原口さんが、その場で携帯電話を取り出し、菅総理に連絡を入れた。私はその電話口に出る形で、総理と直接言葉を交わしたんです」

 上原氏は一刻も早い冷却系の回復と、それが不可能であれば外部冷却装置の設置を訴えた。

 実は上原氏は16日、17日にも事故対策統合本部の細野氏に呼ばれ、上京していた。しかし結局多くのメンバーが慌ただしく動いているばかりで、まとまった会合は何一つ開かれなかったという。

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