2011.06.09(Thu) 内藤 忍

「『ストレスの雨』をやりすごすには、他人の傘を借りる柔軟さが大切です」

河合薫さん(健康社会学者)に聞く「食とストレス」 Vol.3

筆者プロフィール&コラム概要

河合: そういう目利きのダンナさんを見つけるといいですね!(笑)

内藤: おすすめします(笑)。

お金を使うことに喜びを感じるバブル世代

河合: 若いころって、時代の影響もあったんだと思いますけど、高いものがいいもの、高いものを食べている自分がすごい、と勘違いしていたんです。でも、やっと最近その呪縛から抜け出すことができて、今ではB級グルメのほうが好きなんです(笑)。ナイフとフォークを使う料理は、いまさらもう充分って。

内藤: それは、ものの価値がわかってきたということですはないですか? 無意味な消費はしないということ。

河合: でもね、たまには「今日は社交界に行くわよ!」って感じで、友人とおしゃれな店に繰り出すんですよ(笑)。

内藤: 40代は本当にバブル世代ですよね(笑)。

河合: 若い世代には呆れられるのでしょうけど、やっぱり楽しいですよね(笑)。

内藤: 僕らのバブル経験世代には、まるでDNAのようにすり込まれているんだと思います。何かの拍子にそのバブルDNAが出てくる。お金を使うことに対して、喜びを感じるんでしょうね。

河合: そうそう、だからといって別に見栄を張るわけでもない。それがやっとできる年齢になってきたんでしょうね。

いまの20代はどうだろう?

内藤: 1980年代後半のバブルの時はテレビで「お天気お姉さん」をされていた時期でしょうか?

河合: いえ、ANAの客室乗務員でした。もうイケイケですよ(笑)。やりたい放題。26歳くらいのときは人生絶好調だと思っていました。でも、いま26.27歳くらいの人たちへ取材してみると、みんなおとなしい。彼らに、「ねえ、いまの年齢って、いちばん楽しいでしょ?」と聞くと、「別に楽しくありません」って答えがかえってくる。

内藤: 僕たちのころと、お金の使い方や人生観が全然違うんですよね。

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(ないとう・しのぶ) 株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長。
1986年東京大学経済学部卒業。91年、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。住友信託銀行、シュローダー投信投資顧問株式会社、マネックス証券などを経て2005年11月より現職。「日経マネー」などの雑誌での連載コラムや、テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍。また、早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学をはじめとするマネーセミナーや講演活動も行う。主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』(自由国民社)シリーズのほか、『60歳までに1億円つくる術』(幻冬舎)『初心者は株を買うな!』(日本経済新聞社)、『内藤忍の「好き」を極める仕事術』(講談社)など多数。


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