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ニセモノだらけの回転寿司、添加物は当たり前
大特集 食べてはいけない 2010

回転寿司の取材に同行していただいた有名鮨店のご主人は、ウニを食べたら気分が悪くなってしまった。「安くて旨い」は有り難い。しかし体に良くないものも多い。デフレ日本で今、人気の食べ物を実地調査した。

鯛はアフリカ産ティラピア、アワビはロコ貝。ネギトロ、玉子、ガリは特に要注意

「回転寿司店のネギトロはビンチョウマグロ、メジマグロ、キハダのトロの部分や中落ちなど、いろいろなものを混ぜて作られているものがあります。ネギトロは色が変わりやすいので、見た目を保つ添加物や、酸化防止剤も使われているはずです」
(銀座の有名寿司店のご主人)

ご主人が普段は口にしないというネギトロ(上)と、ミョウバンの苦味が強かったウニ(下)

 勉強を兼ねて、このご主人は回転寿司店によく足を運ぶというが、このような理由で、ネギトロを口にすることはあまりないと話した。

今回は、ご主人とともに都内の回転寿司店を訪れた。

「いつもはサラダ巻きや海老マヨなど、普通の寿司屋では食べられないものを選びます。アジやサンマなど旬のヒカリものは、冷凍や養殖モノもない。旬を知っていると、回転寿司でも美味しく食べられます。この店ではアジとメジマグロがいいですね」

 マグロ、タイなどを食べ進めていく中、ご主人が顔をしかめたのが穴子(230円)とウニ(520円)だ。

「この穴子は酸化したような脂の味がします。冷凍モノを加工業者が解凍して煮て、それをまた冷凍して出荷し、回転寿司店で二度目の解凍をして使っているんでしょう。だから脂が悪くなって、こんな味になってしまう。

 ウニはケミカルな味がしますね。いまの季節だとロサンゼルスとかロシアで獲れたものでしょうから、やはり腐りにくくする酸化防止剤を使っているのだと思います。ウニを獲って木箱に入れた後、ミョウバン(硫酸アルミニウムの化合物)のスプレーをかけて形が崩れるのを防いでいる。

 外国産のウニの場合、見た目がキレイなものほど、食べるとミョウバンの苦味がして、気分が悪くなることがあるんです」

「カビキラー」と同じ

 ただし、回転寿司でもっと注意が必要なものが他にあるという。

「着色料や保存料が入っているガリです。タダなうえ、目の前に置いてあるのでついつい多く食べてしまいがちですが、ガリは控えめにしたほうがいい」

 玉子も店で焼くということはあまりなく、加工業者から仕入れた製品には着色料や保存料が入っていることがある。

 酸化防止剤や着色料といった添加物に関しては、ハマチやサーモンなど、養殖モノのネタにも危険が潜んでいる。エサに防かび剤や着香料が入っているケースがあるからだ。

 添加物の危険性について、科学ジャーナリスト・渡辺雄二氏が説明する。

「食品添加物は合成添加物と天然添加物に分けられます。合成添加物は化学物質ですから、人間の身体で処理できないんです。分子量が小さいため分解されにくく、体内に吸収され、蓄積されるものがあります。

 冷凍品に使われる酸化防止剤をネズミに食べさせる実験では、生まれた子どもに無眼症が認められました。エビなどのネタは加工段階で、殺菌剤の次亜塩素酸ナトリウムに漬けられていることがありますが、この添加物の主成分は洗剤の『カビキラー』や『ハイター』と同じです」