145点惨敗の再来―いまの岡田ジャパンを評して、こんな言葉が語られ始めている。
95 年に行われたラグビーW杯。日本代表は初戦、第2戦と敗退し、第3戦。強豪ニュージーランドを相手に次々とトライを奪われ、145点を取られるという屈辱的敗北を喫した。もちろんパワーの差はあったが、それ以上に、戦術、選手の育成といった面でも、日本が世界に大きく後れをとっていた。選手起用をめぐる批判もあった。
まさにこうした状況は、現在のサッカー日本代表の写し絵。さらに今回、南アW杯で日本が初戦を戦うブルームフォンテーンは「145の悪夢」が起きた場所であるという、奇妙な合致も見られるのだ。
「このままではかなり高い確率で、W杯で惨敗することになる。1点も取れないで3戦全敗ということもありうるでしょう」(ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏)
こうした意見を語るサッカー関係者は、日に日に増えている。岡田武史監督による「進退伺」騒動にしても、「責任逃れか」と憤るファンは多く、指揮官への不安が膨れ上がっている。
「今まで練習してきた戦術を方向転換するような発言をするなど、ブレが目立ってきています。戦術について岡田監督は、イタリア人の名将カルロ・アンチェロッティなど海外の名監督たちに意見を聞いたことがあり、その時に彼の目指すやり方では通用しないと示唆された。根本的な見直しを求められ、迷いが生じているのだと思います」(サッカー協会関係者)
代表合宿では、岡田監督が(シュートを)「打て」と何度も言っているのに、本田圭佑がパスを選択する場面も見られた。
「今の岡田ジャパンにはチームをまとめるリーダーがいない。試合に出てもいない川口能活にキャプテンを任せざるをえなかったことで逆に、牽引役を育成してこなかったことが明白になりましたね」(日本代表を取材するスポーツライター)
前出・鈴木氏は、「レギュラー11人の代わりになれるバックアップメンバーの育成が不十分」とも言う。ベスト4と掲げた目標は、夢のまた夢ということか。
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