4時間しか寝ていなくても元気でいられる「体の科学」

ウォール・ストリート・ジャーナル USA

(courrier編集部)

 私たちは人生の4分の1から3分の1を、ただ寝て過ごしている。もしその時間を少しでも短くできたら、と考えたことはないだろうか。

〔PHOTO〕gettyimages

 私たちは人生の4分の1から3分の1を、ただ寝て過ごしている。もしその時間を少しでも短くできたら、と考えたことはないだろうか。

 睡眠時間が3〜4時間でもいつも元気な人たち、まわりにいませんか。寝る時間が短ければ、それだけ仕事や遊びに時間が割けるようになるはず。レオナルド・ダ・ヴィンチやトマス・ジェファーソンなど偉人にも睡眠時間が短い人の多いことが知られている。彼らの体のメカニズムはいったいどうなっているのだろうか。

 カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授インフイ・フーらの研究グループは2009年に、hDEC2という遺伝子変異が関係していることを発見した。そして実際にこの遺伝子と同じパターンを組み込んだマウスで実験したところ、やはり睡眠時間が短くなったという。

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 またユタ大学の神経学者クリストファー・ジョーンズによると、短時間睡眠者は外交的な性格で、痩せ型の人が多いという(通常、睡眠不足は肥満の原因になりやすいとされる)。一部には軽い躁病(気分が高揚した状態)の人が多いとの報告もある。ジョーンズは「彼らは困難に直面しても、自ら立ち上がってそれを乗り越えようとする」と説明する。

 こうした短時間睡眠の傾向は2歳くらいから見られ、人口の1〜3%程度を占めるとされる。研究者たちは、通常の睡眠時間を必要とする人でも健康を害さずに短時間睡眠を実践できるかどうか模索中だ。

 

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