勝間和代(経済評論家)×高橋洋一(嘉悦大学教授)vol.1
「ギリシャ危機、次は日本が危ないは本当か」

勝間:いま世界中を騒がせているギリシャ危機。まず、なぜギリシャ危機が起こったか、教えていただけますか。

高橋:そもそも日本人の知っているギリシャというと、まずオリンピックの発祥地っていうこと。これはほとんどの人が知っていますよね。あともう一つはエーゲ海。ほんとにきれいでいいところです。でも、国家としてのギリシャっていうのはほとんど知らないと思うんですね。例えば、面積はどのくらいか、分かりますか?

勝間:小さい、という印象しかないです。

高橋:北海道より大きいか、小さいか?

勝間:さすがに北海道より大きいと思います。

高橋:だいたい北海道の倍、日本の3分の1くらいです。でも島がたくさんあるから、イメージとしては九州の感じだと思います。じゃ、人口はどのくらいか?

勝間:おそらく1000万人とか、1100万人くらい?

高橋:そうそう。1100万人だから、だいたい東京都くらいです。次に、GDPがどれくらいかっていうと、日本がだいたい500兆円に対してギリシャは30兆円くらい。GDP30兆円というと日本でいえば神奈川県くらいですよ。じゃ、神奈川県が破綻したら世界経済が大変なことになるのか。

勝間:そこをみんな、すごく不思議に思うわけです。

「神奈川県」の破綻がなぜ世界に影響を与えるのか

高橋:こういうときは歴史から見ればいいんですよ。なんだかんだいっても、失敗するかしないかはその人の過去の歴史が重要なんです。

勝間:失敗した人はまた失敗するし、しない人はしない。

高橋:過去にものすごく失敗した人は、今回も失敗するんじゃないかって思うのは普通でしょ。いままでまったく失敗したことがない人は、今回も失敗しないんじゃないかって思う。

勝間:歴史から再現性を考える。

高橋:そう。過去のデフォルトもしくはリスケジューリングを調べてみればいい。

勝間:政府が借りたお金を返せないとか、あるいは金利を下げてくれとか、返済のスケジュールを変えてくれとかということですね。

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