高級フレンチに、
ぶっつけ本番で行っても後悔しない方法

 特別な記念日に、ちょっと奮発して高級フレンチレストランに出かけることがある。高級店だから当然、料理もお店のサービスも完璧、と言いたいところであるが、中にはがっかりするようなお店も少なくない。

 敢えて名前は出さないが、有名ブランドの名前を冠したレストランの中には、ブランド料が代金に乗っているとしか思えない「価格 > 価値」のお店も多いのだ。

 2人で行って一晩で数万円もかかるような特別な食事なのに、ぶっつけ本番で出かけ、後悔するのは勿体ない。そんな失敗を避けるためには、まずランチで行ってみることをおススメしたい。

 ランチ、それも週末の土日ではなく平日のお昼が良い。週末のランチは人気で予約が取りにくく、混雑するからだ。たまには平日に休みを取ってゆっくり楽しむのが最高の贅沢。
ランチというと馬鹿にするかもしれないが、ちゃんとしたお店はランチも手を抜かない。

 私が行ったフレンチの中で、ランチで特におススメできるのは次の2店である。

芸術性と味わいが見事に両立する究極の一皿

 まずは、恵比寿にあるシャトーレストラン ジョエル・ロブション

 完璧なサービスと芸術ともいえるような手のかかった美しい料理が贅沢な空間の中で味わえる。外の現実と完全に遮断された、夢のような時間を過ごすことができる素晴らしいレストランだ。

 ランチでも決して安くは無いが、中途半端なお店で同じ金額のディナーを食べるより、満足度は圧倒的に高い。ここではスペシャリテ「特撰生雲丹 甲殻類のジュレになめらかなカリフラワーのクリーム」を是非!

 また、新宿にあるキュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロもランチにおススメだ。

 こちらはタイユバンよりはカジュアルな内装で、フランスの郊外にあるレストランに来たような開放感が味わえる。和のテイストに影響を受けたと思われる軽快な料理とそれに合わせるワイン。完成度が高く、気持ちの良い時間につい長居をしてしまう。

フレンチなのに重くない、トロワグロらしい一皿

 他にも素晴らしいランチが楽しめるお店はいくつかある。まず、何軒かのランチに行ってみて、気に入ったお店があれば、それからディナーの予約をすれば良い。最初から知らないお店に無理をしてディナーに行く必要は無い。

 この手のお店に行く場合、もう1つの注意点は、クリスマスやホワイトデイといったイベントがあるハイシーズンを避けるということ。

 お予約は取りにくいし、店は込んでいて十分なサービスが受けられない可能性がある。さらに、お店によっては特別メニューで値段を上げてくるところもある。わざわざ高いお金を払って悪いサービスを受ける必要はない。

 レストランのようなビジネスでは、平日のお昼のような人が少ないときに来てくれるお客さんが一番ありがたい。そんな時期に行けば、普段以上のサービスを受けられることも期待できる。

<グルメの法則 10  
高級フレンチ店は、まず平日のランチに行く。
気に入ったならハイシーズンを避けてディナー予約を。


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