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細野豪志と5000万円渡した業者をつないだ「有名タニマチ」の名前

知る人ぞ知る人物

業者は「裏ガネの要素はありません」

細野豪志元環境相が、昨年10月の衆院選期間中、5000万円を受け取りながら報告していなかった――。

6月27日に発覚したこのニュースは、どこか既視感が漂うものだった。そう、猪瀬直樹元東京都知事が失脚する原因となった医療法人・徳洲会グループからカネを借り入れ、報告していなかったという公職選挙法違反事件である。

金額は5000万円で同じ。「個人の借り入れ」として処理したのも同じ。返却はしたものの、猪瀬氏は東京地検特捜部が捜査着手した後であり、細野氏は証券取引等監視委員会の調査が借入先に及んだ後だった。

 

細野氏の5000万円調達が、猪瀬氏のケースのように事件化するかどうかは未定。借入先は自然エネルギー開発会社・JCサービスの子会社のJC証券である。JCサービスの中久保正己社長は、細野氏の借金申し込みに応じた理由を「元環境大臣で(再生エネルギーの)固定価格買い取り制度の造詣が深く、ぜひ活躍して欲しいというのはある」と、朝日新聞の取材に答えている。

元環境相としての政治力に期待したのかも知れないが、現段階で裏ガネの要素はなく、悪質さが表面化しているわけでもない。

JC証券の田村謙治取締役が説明する。

「昨年10月19日、細野氏に5000万円を貸し付け、今年4月9日に返済を受けているのは事実です。貸し付けは銀行振り込みで行なっており、翌月には関東財務局に報告しており、裏ガネの要素はありません。また19日といえば投票日(22日)の3日前であり、選挙資金でもない。少し遅れましたが、昨年12月に契約書を作成しており、証券監視委の指摘を受けた返済というわけではありません」