地震・原発・災害

南海トラフに備えるために、日本には100兆円の地震対策が必要だ

財源がない、は間違い

競合相手によくぞ

6月18日に大阪を襲った地震には本当に驚いた。被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げます。

今回は地震対策の話をしたいが、その前に少しだけ、サッカーの話を。

本コラムは、日曜日深夜に行われるワールドカップの日本-セネガル戦の前に書いている。初戦のコロンビア戦の日本の劇的な勝利には本当に興奮したが、またその喜びを味わいたいものだ。

セネガルは強敵である。勝っていれば嬉しいが、負けたとしても仕方のないレベルだ。ポーランドだって同じである。

筆者は、国ごとのサッカーチームの強さを図る際、ある指標を参考にしている。それは、各国の主要選手の「市場価値」に関する数値だ。グループH組の各国の強さを表すデータとして、チームごとの「市場価値」を見てみよう。

これは、有名な統計サイト(https://www.statista.com/)からとったものであるが、各国の代表・主要23選手の市場価値合計についてみてみると、日本7340万ユーロ(95億円)に対して、セネガルは2億9730万ユーロ(386億円)、ポーランドは2億7355万ユーロ(356億円)、コロンビアは2億3910万ユーロ(311億円)…と、日本と他国との差は歴然としている。ちなみに、日本の合計は、セネガルのマネ選手ひとりの市場価値とほぼ同額である。

1000万ユーロ以上の市場価値をもつ選手は、日本では香川選手だけであるが、セネガルは9人、ポーランドは8人、コランビアは8人と桁違いなのである。

とはいえ、コロンビアに勝ったように、番狂わせがあるのもサッカーの面白さである。日本の健闘に期待したい。

 

「訓練」も確かに大事だが

さて本コラムでは、先週18日(月)朝に発生した大阪府北部地震を取り上げよう。

筆者は毎週のように新幹線を利用して大阪に赴いている。地震発生後の24日土曜日には、在阪のテレビ局・朝日放送の「正義のミカタ」に出演するために、大阪に向かった。新幹線で新大阪に向かう途中、高槻市あたりで、屋根のブルーシートが多い光景があった。報道だけでは分からない生々しい傷跡に、胸が痛んでしまった。

同番組では、地震について取り上げ、地震関係の専門家を招いて、議論した。が、番組では「防災のためには訓練が重要だ」との話に終始していたので、それはもちろん重要であるが、あえて、まずは財政資金投入を最優先に行って災害に強い都市づくりを推進すべきであると思った筆者は、「きたるべき南海トラフ巨大地震に対して、100兆円の公共投資をすべきだ」との意見を述べた。

なお、大阪府北部地震の直後には、筆者が勤務する大学のホームページにも同様の意見を出している(http://www.kaetsu.ac.jp/faculty/graduate/gd_letter_teacher_66.html)。