7月13日 堺市でO157による集団食中毒発生(1997年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、大阪府堺市の小学校90校と養護学校2校において、学校給食による集団食中毒が発生。翌14日に、患者の検便から腸管出血性大腸菌O157が検出され、食中毒の原因菌が特定されました。

この食中毒事件は児童と教員などあわせて約9500人が発症し、3人が死亡するという、きわめて大規模なものでした。

腸管出血性大腸菌は、ベロ毒素 (Verotoxin; VT)、または志賀毒素 (Shigatoxin; Stx) と呼ばれている毒素を産生することで病原性をあらわし、下痢、激しい腹痛、水様便や血便(下血)などの症状をもたらします。確認した医師は、法律により直ちに所轄する保健所などに届け出なければなりません。

気温と湿度が高くなる夏は食中毒が発生しやすい季節です。食品の衛生管理にはくれぐれも注意してくださいね。

【写真】菌の検査。検査によって菌を確認した場合は保健所に届けなければならない photo by iStock