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「もらえるお金はきっちりもらう」簡単!シニア貯蓄のススメ

老後のお金の不安を消すシンプルな方法

いよいよ、100歳まで生き続ける人生が現実的になってきた。かたやいまの定年年齢は60歳から65歳。万が一100歳まで生きるとすれば、老後資金はいったいどうすればいいのか、頭を抱える人もいるのでは。

5月に『定年後でもちゃっかり増えるお金術』(講談社)を刊行した著者が指南する、老後のお金の不安を消すシンプルな方法とは。

「もらえるお金」はしっかりもらえているか?

泣いても笑っても、人生100年時代はやってくる。お金について考える時、ついやってしまうのが、かかるお金を「合計で計算」してしまうこと。

例えば、子どもの教育費に1人1000万円かかると言われるとぎょっとするが、何も出産時に1000万円必要なわけではない。老後のお金も同様で、よく「定年後に1億円かかる」と言われるのは、あくまでデータ上の合計金額。1億円の中身を知らないでむやみに悲観することはないのだ。

お金に困らない老後とは、割と単純である。毎月きちんとお金が入ってきて、そのお金で十分楽しく暮らすこと。その入りと出の釣り合いが取れなから、人は不安になるのだ。

この入りと出の天秤がきっちりつじつまが合っていくように整えていくと、大金持ちでなくても豊かなシニア生活が送れるようになる。

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そのステップの1つとして、老後にもらえるお金はいくらあるのか、きっちりもらえているのか、「もらえるお金」について知ることは、とても大切である。

死ぬまでもらえるのが国の年金

老後の支出は、すべて貯蓄でまかなうわけではない。きちんと年金保険料を納め、受給条件を満たしていれば、私たちは公的年金を受け取ることができる。

民間の個人年金保険よりも優れている点は、公的年金には受給期間の定めはなく、死ぬまで受け取れるということ。特に厚生年金に加入していて、現役時代の収入が多いほど受け取れる年金額も増えるし、共働き家計ならなおさらである。

女性が夫の扶養の範囲で働くことには、賛否両論があるが、これからの長寿社会を生きていく女性にとっては、できる限り働いて自分で厚生年金保険料を支払っていくほうが、老後を考えるとベターである。

 

10年以上国民年金の保険料を払っていれば誰もが受け取れる基礎年金(老齢基礎年金)に加え、厚生年金に加入していれば、その分(老齢厚生年金)が上乗せになる。厚生年金に加入するとしないでは、老後のお金に差が出ることになる。もちろん働いて収入が増えれば増えるほど、もらえる年金額も増えていく。

年金が増えるだけではない。

妻が働いて増えた収入は老後のための貯蓄にすることができる。さらにいえば、働くことはお金のためだけではなく、生き方の可能性を広げてくれるキャリアの積み立てにもなるのだ。それ自体が、幸せな老後を叶えるための大きな貯金と言えるのではないだろうか。

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