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新幹線殺傷事件「発達障害と犯罪」を強調した報道への大きな違和感

もっと光を当てるべきことがあるだろう

新幹線の中での惨劇

6月9日、東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ」の最終便で、男が乗客にナタなどを振るって、男性1人が死亡、女性2人が重傷を負うという衝撃的な事件が起こった。

奇しくも、8人の死者を出した「大阪池田小事件」から17年、7人の被害者を出した「秋葉原事件」から10年というニュースが、新聞やテレビで何度も流れた直後の出来事だった(事件はいずれも6月8日)。

車内には悲鳴が響きわたり、パニック状態となる乗客もいたというが、新幹線の車内はまさに「走る密室」である。乗客の恐怖はいかばかりであっただろう。

最終便ともなれば、疲れて寝ていた人もいただろうし、食事をしたり、ビールを飲んだりして、くつろいでいた人もいたかもしれない。

 

普段から安全を前提として過ごしている日常的な状況が、このような理不尽で不可解な凶悪犯罪の舞台となったことに、われわれは底知れぬ不安を抱く。

私も同じ日の日中、仕事で「のぞみ」に乗ったばかりであったので、一報を聞いたときは、他人事だと思えない恐怖を感じた。

毎日仕事やレジャーで多くの人が利用する新幹線、同じように感じた人は多かっただろう。

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容疑者は「誰でもよかった」と供述

新幹線は事件の直後、非常ボタンが押されたため、一旦緊急停車をしたが、その後最寄りの小田原駅に移動して再度停車した。そして、通報により待ち構えていた警察官が乗り込んで、容疑者が逮捕された。

殺人未遂容疑で逮捕されたのは、愛知県在住の無職、小島一朗容疑者、22歳だった。

警察官に連行される様子は、顔を伏せたり隠したりするわけでもなく、不貞腐れたようなどこか挑戦的な表情にも見えた。

報道によると、彼は両隣(窓側と隣の通路側)の女性に切りつけたということであるが、「誰でもよかった」と供述しているという。

また、死亡した男性は、凶行を止めに入って返り討ちに遭い、馬乗りになった容疑者に何度も刺されていたという目撃証言がある。

本当に理不尽としか言いようがない。被害者の無念や遺族の悲しみを思うと、心の底から怒りと悲しみがこみ上げてくる。

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