不正・事件・犯罪

紀州のドンファンが愛犬イブの墓を作った時の「本当の心境」

「もし、私が死んだら…」

「紀州のドンファン」こと野崎幸助氏の怪死を巡って、愛犬・イブちゃんが突然急死したことに注目の眼が集まっていた。警察の捜査の結果、結局、イブちゃんから覚せい剤は検出されなかった。

生前の野崎氏と親交が深く、『紀州のドンファン 美女4000人を30億円で抱いた男』の執筆構成を担当したジャーナリストの吉田隆氏は、野崎氏が昨年12月にすでにイブちゃんのお墓を作っていたことを明かす――。

火葬をしなかった理由

「謎の死を遂げた」として注目を集めていた野崎社長の愛犬・イブちゃん。その亡骸を警察が調べていたが、結局覚せい剤反応は出なかった。

イブちゃんのことをどれだけ社長が可愛がっていたか。本当のところを知っている人は少ないだろう。

野崎社長の愛犬・イブちゃんが亡くなったの知ったのは、5月6日のこと。その日の朝4時前に、私の携帯電話が鳴った。

「おはようございます。毎度ありがとうございます」

社長は冒頭に必ずこう言う。早朝の電話はいつものことだ。今日は一体何の用だろう…。

「おはようございます。どうしました?」
「いやあ~あのね、イブちゃんがね、死んじゃったんですよ……」
「本当?」

社長はよく冗談を言うので信じられなかった。

「昨晩から様子がおかしくなってね、午前2時すぎに大阪の病院まで車で運んだんやけどダメだった‥…」
「そうですか。気を落とさないでね」

社長が娘のようにかわいがっていたイブちゃんは16歳のミニチュアダックスフントの雌犬だ。前妻がクリスマスイブに買った犬なのでイブと名付けられた。離婚したとき前妻が置き去りにし、社長が可愛がっていた。

 

社長が出張する際には白浜のペットホテルに預け、エサ代はひと月7万円というセレブ犬である。躾はまったくされておらず、ウンコ、おしっこはどこでもしたい放題。なんとも凄い犬だった。

「イブちゃんが死んだら私も死ぬんです」
「私が死んだら遺産はイブちゃんにあげますから」

社長がよく口にしていたものだ。