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孫正義が語る「超知性時代に生き残れる人」の分岐点

30年後、あなたは何をしているか
現代ビジネス編集部 プロフィール

そうすると、事故のない世界がやってきます。

人々の平均寿命は100歳を超える時代がやってきて200歳も夢ではないかもしれません。未来を予測できる世界がやってくる。

ロボットと人間が一緒に共存、共栄する、そういった時代がやってきます。我々の世界を襲ってきているウイルスや災害など、今までの人間の叡智で守ることができなかったことから超知性が守ってくれる。

がん、白血病、HIVなど、いま人間が治すことができない難病から人間を救ってくれる。

超貧困の生活をしている人々が平均的な生活ができるように助けてくれる。

そういうような新しい時代がやってくることを僕は信じています。考えてください。僕がやりたいことは、単なる通信事業だけではない。通信事業も続けますが、僕がやりたいのは情報革命です。ソフトバンクがやりたいのは情報革命です。

何のために? 超知性は人々を虐めるためのものではありません。人々の笑顔のため、人々に幸せになってもらうために超知性を開発するんです。人生で何を成すのかを今日の冒頭で問いました。ぜひ考えてもらいたい。人生で一番大切な質問だと思います。

 

みなさんが未来を担う

<孫氏は最後にスピーチをこう締めくくった。>

とにかく僕は捧げたいんです、自分の人生を。人々の笑顔のために。

誰の笑顔のためか? 家族であり、社員であり、お客さんであり。もっと言うならば、ソフトバンクの名も知らない女の子の笑顔のために。そんな笑顔のために人生を捧げたい。

みなさんが未来を担います。その人生で何を成すのか。ピアノが欲しい、車が欲しい。そんな小さな夢だとつまらなくないか。何のための人生か。

志高く、人々の笑顔のために、人生を捧げることができるのならば。

もし一緒にみなさんが、僕と力を合わせて、世界中の同志と、情報革命を共にする仲間たちと、小さな女の子の笑顔のために残りの人生を捧げることができるならば。

僕は、幸せな人生だと思うんですね。

もちろんソフトバンクだけではないです。今日は2時間同じ空気を吸いました。別の会社に行ったとしても、別の人生を歩んだとしても、みなさんの気持ちがほんの一瞬でも同じ方向を共有できたならば、それだけで僕は幸せだと思う。さらに一緒に仲間としてやれたら幸せだと思います。

今日は言いたいことを言い尽くしました。

(『ソフトバンクキャリアLIVE』の講演にて)

(了)