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医療・健康・食 週刊現代

高血圧の人へ。どうせ飲むなら「昼酒」がオススメです

低カロリーも大事です

低カロリーなお酒を選ぶ

「かつては、週に2日ほど『休肝日』を設けたほうがいいと言われていましたが、現在はそれほど推奨されなくなってきました。ビールは中瓶1本、日本酒は1合、焼酎は0.8合、ワインはグラス3杯程度であれば、毎日お酒を楽しんでも問題ありません」

そんな嬉しい話をしてくれるのは、東京医科大学名誉教授の高沢謙二氏である。高血圧の呑兵衛にとって何より気になるのが、お酒をどう飲むかということだろう。アルコールは基本的に血圧を上げる性質があるからだ。だが、気にしすぎるのは禁物。氏が続ける。

「休肝日を設けると、どうしても『今日は飲めない』と我慢をすることになって、ストレスが溜まってしまう。『これくらいの量なら毎日飲める』と前向きに考えることが大切です。

適量の飲酒は、むしろ心血管疾患を減らすというデータもあります。楽しくホロ酔いになるのはまったく悪いことではありません」

 

東京逓信病院院長の平田氏はこう話す。

「多くの人にとって、高血圧の大きな原因は、肥満です。その意味では、お酒のなかではカロリーの低いウィスキーがいい。発泡酒やビールだと、最近はカロリーオフの商品も多いですから、大いに活用してください。

少しお酒を減らす必要がある場合には、『最後のもう一杯』をノンアルコールビールにするなどの工夫も有効です」

飲む時間帯も、基本的には自由だが、アルコールの性質を考えると、夜飲むよりも「昼酒」がオススメだ。夜に酒を飲むと、胃がアルコールを分解するため、血圧を下げる重要な要素である「睡眠」の質が落ちてしまうからだ。

昼に酒を飲んだ後、夕方、酔い覚ましに散歩をするとなおいい。15~17時の運動は、質のいい睡眠をとるための導入役になってくれる。

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眠りたい時に寝て血管を休め、昼間からお酒を飲んで、ストレスを溜めないようにする。

気づいた時にチョコチョコと動き気分よくリフレッシュする――実は、そんな生活こそが、普段の生活でストレスの多い現代人にとって、血圧を下げるための「最高の生活術」なのである。