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【特報】安倍首相があの「元総理」を北朝鮮に派遣か

拉致問題打開のために
近藤 大介, 週刊現代 プロフィール

「三顧の礼」でお願い

そんな中、安倍総理は水面下で、自分と金正恩委員長とを結びつける「最後の一手」を準備していった。

 

それは、自らの政治の師匠である森喜朗元総理に、「総理特使」として、親書を携えて訪朝してもらうことだった。前出の政府関係者が続ける。

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「'94年の『米朝枠組み合意』は、当時のクリントン大統領が、師匠のカーター元大統領を平壌に派遣することによって解決しました。北朝鮮という国は、何よりも体面を重んじるので、元総理クラスでないと、特使として受け入れません。

その点、森元総理は、かつて'97年に与党訪朝団の団長として訪朝した経験があるなど、北朝鮮から一定の信頼があります。また、プーチン大統領との親密な関係は有名ですが、世界のコワモテ指導者との相性は抜群によい。

そこで、森元総理に三顧の礼を尽くして、特使になってもらうよう、密かに要請したようなのです」

その際、肩書を「元総理」ではなく、「東京オリンピック組織委員会会長」とすることで、北朝鮮がより自然に受け入れられるよう配慮したという。