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自民党内からも出始めた「そろそろ安倍さん以外でよくない?」の声

GWを挟んで、潮目は変わった
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解散、7月8日投開票?

もはや野党だけではなく、自民党内にも「そろそろ安倍さん以外でよくない?」という空気が充満しはじめているのだ。

そこで、連休前から安倍周辺がしきりに流しているのが「解散風」だ。

「内閣不信任案が出されれば、解散も一つの選択肢だろうな」と国対委員長の森山裕が述べたかと思えば、官房長官の菅も「(解散は)やるならいつでもやるよ」と語った。だが、前回の選挙からまだ1年も経っていない。

もちろん、これは野党への牽制に過ぎないという見方が大方を占めるが、「4月中旬、党が過去の解散の間隔を調査したんだが、'80年の大平内閣不信任のときの『ハプニング解散』だって、前の選挙から7ヵ月で解散になっているから問題ない」と嘯く安倍側近もいる。

 

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。

「安倍総理にとって最大の政治目標は3選しかない。選挙に勝ってしまえばすべてを帳消しにし、ライバルの石破氏の総裁選での勝ち目も消せる。このままでは3選は厳しいという局面になれば、解散する可能性はある」

7月8日という投開票日程さえ、語られ始めている所以だ。だが、そうは問屋が卸さない。

「連休明け以降、佐川前国税庁長官が立件されるにせよ、されないにせよ、支持率は急落する。総理が解散までして延命しようという流れが出てくれば、竹下派、二階派を中心に、安倍おろしが加速する。そのときは内閣不信任案に賛成するというカードもちらつかせるだろう」(前出・閣僚経験者)

となれば、安倍はもはや手も足も出なくなる。

中東で昭恵が安倍と行動したのは、合計でわずか2時間足らず。残りの時間は、2度にわたる難民キャンプ訪問や、単独の昼食会と、自由きままに過ごした。日本に戻れば夫への包囲網が狭まっていることなど、もはや眼中にはないようだ。

(文中一部敬称略)

「週刊現代」2018年5月19日号より