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ライフ 週刊現代

超富裕層だけが知っている「特別扱いのサービス」明かします

「すきやばし次郎」を貸し切り…

金融資産10億円超。これがスーパーリッチの条件のようだ。これだけあれば、懐具合を気にせずカネを使える。では、どんなサービスを受けているのか。覗いてみると、とてつもない世界があった。

大金持ちしか入れない百貨店のVIPサロン

真の大金持ちは百貨店に行っても、個別の売り場で買い物をするわけではない。特別に用意された個室に商品を持ってこさせて、吟味する。

福岡にある『博多大丸』には富裕層向きに「エクセレントルーム」がある。

「ここでは、ブランドの名前を伝えれば、サイズの合う服をすべて持ってきてくれます。部屋には専門のコンシェルジュ(ファッションアドバイザー)がおり、顧客の要望にあったスタイリングも提案しています。

また、百貨店で年間100万円以上購入してくれた人をVIPとし、彼らはVIPサロンが利用できます。2年間で2000万円以上購入した顧客は『ブラック』と位置づけられ、買い物に来た際には外商員をはじめ、部門長や役員など複数でお迎えする。

要望があれば、ハイヤーで自宅までお迎えに上がります。最近はどの百貨店も客単価が桁外れの富裕層を重要視しているため、類似のサービスを行っているはずです」(博多大丸関係者)

百貨店でも扱っていない「世界最高の洋服」を着たい。そんな富裕層たちが国内、そして海外からも集まるのが、銀座にある日本で一番高級なセレクトショップ、『銀座HIKO』だ。

「スタッフがシーズンごとに欧州に足を運び、素材や縫製、デザインを極めた最高の商品を自分たちの目で探しています。価格はたしかに高いものが多いですね。

ただし、単に値の張るものを探しているわけではありません。クオリティが高いものを追求していった結果、自然に高価なものが集まっていったということです」(中村響子店長)

値段を見て、目を疑った。取材時に店内にあった最も高額な商品は、アリゲーター革を使用したブルゾン。1500万円だった。

中村店長が続ける。

「この商品はイタリアの『ヘッタブレッツ』というブランドの品物です。ランボルギーニのオフィシャルウェアを作っていることで知られています。

当店で取り扱った最も高額の商品は、贔屓のお客様からのオーダーで特別にお作りしたフランス『ジリー』社のクロコダイル革を使ったブルゾン。2300万円でした(次ページ写真)。ジョン・レノンが暗殺されたときに着ていたのも、同社製のブルゾンだったそうです。

ただ、いわゆる『有名ブランド』ではなく、大きなロゴが入っているわけでもない。

一般の方なら、それだけの価格の商品とは気づかないかもしれませんね。しかし、本当の富裕層なら皆さんご存知で、一目でそれとわかる。富裕層の方々は『シャネル』や『ルイ・ヴィトン』といったわかりやすい高級ブランドはすでに経験した方がほとんどです。

それでは満足できず、より品質の高いものを求めていった結果、たどり着く服を私たちは提供しているのです」

 

1500万円のブルゾンに限らず、同店には500万円を超えるバッグや100万円超のベルトなどが陳列されている。オーナー企業の社長や医師、弁護士、有名歌手などが常連顧客で、客単価は平均30万~40万円。中には一度の買い物で毎回数百万円使う人も。客は基本的にクレジットカードで支払うという。

こういった真の富裕層が保有しているのが、限度額が青天井のプラチナカードだ。その最高峰と言えるのが、アメリカン・エキスプレス社が提供する「センチュリオン・カード」だろう。

同カードは年会費37万8000円で、さらに入会金として54万円が必要だ。会員は国内で7500人程度いるとされる。

カード評論家の岩田昭男氏が解説する。

「年会費がズバ抜けて高いセンチュリオンについてくるサービスは、クレジットカードの中でも特別です。会員数は限られており、希少性が非常に高いカードです。

その凄さを実感するのが、コンシェルジュ・サービスでしょう。アメックスはベールに包んで隠していますが、センチュリオン用のコンシェルジュ部隊がいるらしい。

たとえば、旅行先と予算を伝えれば、飛行機やホテルの手配も予算のなかで最高のものを用意してくれます。満室のホテルでも部屋を押さえられたり、満席の飛行機でも座席を確保できたりする。個人で秘書を抱えているような感覚でしょう」

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