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新社会人よ、3000万トクするために今すぐ株式投資を始めなさい

お金が溜まってから…では遅すぎる

資産形成について考えた時、若い人と中高年の最大の違いは何だろうか。当たり前のことかもしれないが、それは残された時間の長さである。この「時間差」という概念は、投資に極めて大きな影響を与える。

デイトレーティングなど、投機性の高い手法で大きな資産を作る一部の人を除き、投資で成功する個人の多くは、時間を最大限活用している。この点において、新社会人は極めて大きなアドバンテージを持っている。逆に言えば、このアドバンテージをどれだけ活用できるのかで将来の豊かさが決まる。

長い時間を確保できる個人投資家が有利になる理由は、以下の2点である。

1つは時間をかけて経験値を上げられること、もうひとつは複利のメリットを享受できることである。順を追って解説していこう。

 

今日からでも投資をスタートすべき

投資は基本的にスポーツや習い事と同じで経験値がモノを言う世界である。生まれ持って高い能力を備えたごく一部の人を除けば、数多くの投資経験を積んだ人には絶対に勝てない。したがって投資をスタートするなら、できるだけ早い方がよい。何なら、今日からでも始めればよいというのが筆者の考えである。

詳細は省くが、投資の手法には短期、長期含め様々なものがある。それぞれに一長一短があるのだが、何より、自分にとって合う、合わないという大きな問題がある。

他人にとって有益な手法でも、自分に合わないやり方ではよい成績を残せないのは当然である。つまり、自分に合った投資のやり方をいかに早く見つけ出せるのかが、資産形成のカギとなる。

筆者自身、今では億単位の金額を日常的に運用するまでになったが、投資をスタートしたばかりの頃の成績はボロボロであった。筆者は標準的な投資手法の多くを試してみたが、ほとんどが自分には向いていなかった。

最終的には、ファンダメンタルズ分析(経済や企業についての基礎的なデータを元に分析する手法)をベースに、マクロ経済の動向を考えながら、成長が期待できる企業に1~2年のタームで投資するというやり方が自分に合っていることが分かり、その手法を追求することで成功した。

これはあくまで筆者自身の話であり、このやり方が全員に適用できるとは限らない。20代のうちは、いろいろなやり方にチャレンジして欲しい。失敗することが大前提なので、金額は最小限に、授業料と思って捨てられる範囲にとどめておくのが肝要である。

少し話題はそれるが、この文脈で投資というものを考えた場合、退職金をきっかけに株式投資をスタートするのがいかに危険なのかがお分かりいただけるだろう。

筆者に言わせれば、キャッチボールもロクにできないのに、いきなり甲子園に出場するようなものである。経験値がほとんどないまま大きなお金を持って市場に出ることはやめた方がよい。