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西野ジャパンが残り2ヵ月で「勝つ方法」「勝てるメンツ」はこれだ

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実績はひとまず横に置く

西野朗監督は、日本代表で成功を手にできるのか? そもそも、日本代表にとって成功とはなにか? 

「ロシアワールドカップ、グループリーグで勝ち点4を取る」

端的に言えば、それが西野JAPANの目標になるだろう。

グループリーグ同組はコロンビア、セネガル、ポーランド。南米、アフリカ、欧州の3ヵ国との勝負で、1勝1分1敗以上の成績を上げられるか。勝ち点4(勝利が3,引き分けが1ポイント)で、(2位以上で勝ち上がる)決勝トーナメント進出の可能性は高くなるはずだ。

ワールドカップはプレースタイルの品評会ではない。勝つべき相手に勝ち、引き分けるべき相手に引き分ける、という結果がすべて。決勝トーナメントに進めば、日本サッカー界は沸き立つ。

 

では、西野監督は勝つ手段をとれるのか。そこが焦点になる。

「Jリーグ最多270勝」

それが西野監督の一つの代名詞になっている。2002年から10年間率いたガンバ大阪では、国内のあらゆるタイトルを勝ち取った。08年にはアジアチャンピオンズリーグまで制覇している。

もう一つの代名詞は、「マイアミの奇跡」だろう。1996年のアトランタ五輪、当時世界最強と言われたブラジル代表を撃破。日本サッカー史に輝かしい足跡を刻んだ。

「マイアミの奇跡」で、日本代表はブラジル代表を1-0で破った(Photo by gettyimages)

しかしワールドカップでは、各国に絢爛たる経歴の指導者が居並ぶ。こうした功績も、ひとまずは忘れるべきだろう。

「日本人サッカー選手の良さを結集し、一つの集団にできるか」

日本を知るリーダーとしての手腕に、すべてがかかる。日本人監督としてのメリットを最大限に出せるか。準備時間は少ないが、必ず活路はある。

戦術に溺れない

日本サッカーでは過去、組織としての戦術よりも選手個人のフィーリングを軸にまとまったチームが、思いもよらぬ力をしばしば発揮してきた。過去の記事でも書いたが、Jリーグでもその傾向が目立って強い。選手中心にまとまる形だ。

裏を返せば、選手はトップダウンの指導に慣れていない。規律正しいかわりに、柔軟性を欠くというべきか。従順にやり抜こうとすることで齟齬が生まれ、ついには監督に不満を抱き、反発してしまうところがあるのだ。ハリルホジッチが失敗した理由も、そこにあった。

では西野監督はどのように選手を促し、戦術を運用させ、チームを機能させるのか?

西野監督はJリーグや五輪監督時代、3バックであれ、4バックであれ、選手に合ったやり方を柔軟に採用している。戦術に対する強迫観念がない。その点は決戦まで2ヵ月を切る中、ポジティブな要素だろう。

「戦術よりも、選手ありき」

その理念がある。