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NHK理事の座を捨てて…?有働由美子アナの「女の意地」

『あさイチ』にすべてを捧げた8年間

気取らず、いつも自然体。主婦層からNHKの幹部まで、みんな彼女のトリコになってきた。NHKアナとしてやり尽くしたのだろう。これからはマイペースで仕事をしてほしい。

NHKらしくないのが魅力

国民的人気アナウンサーがついに決断した。有働由美子(49歳)が、『あさイチ』を降板した翌日、3月末で27年間働いたNHKを退職していた。

「NHKをやめることを知っていたのは、局内でも一部の幹部だけで、箝口令もしかれていたそう。『あさイチ』のスタッフも直前まで知らされていなかった。

当の有働さんは『あさイチ』の出演が終わるということで、連日、曜日ごとのスタッフと送別会のハシゴ。出演最終日に声が出にくそうだったのは、飲み会で遅くまで飲んで、はしゃいでいたからでしょう。

ご機嫌で、『みんなと離れたくないな』『また仕事しようね』と盛り上がっていました。最近、連絡をとったスタッフによると、いまも『つい朝早くに目が覚めてしまうの』って笑っていたそうです」(NHK番組制作スタッフ)

圧倒的な美貌を誇るわけではない。だが、アラフィフの有働がいまも、NHK、民放問わず女性アナウンサーのなかで、3本の指に入る人気者であることは疑う余地がない。とくにこれだけ女性や年配層に強く支持されている女子アナは稀有だ。

 

『あさイチ』にゲスト出演したこともあるエッセイストのペリー荻野氏は有働の魅力をこう語る。

「私が出演したときも、有働さんが上手に話題を振ってくれ、とても話しやすかった。『あさイチ』はオンエア中に視聴者からFAXが来て紹介するコーナーがあるので、台本通りには進行しません。

それで混乱があっても、有働さんはテキパキと進行していました。生放送で台本と違う場面になって、あれだけ機転が利くのはさすがです。

『あさイチ』で有働さんが最も本領を発揮するのは女性の身体や病気がテーマのとき。コンビを組む井ノ原快彦さんはまったくわからない分野です。そのとき彼女は、自分の体験に基づいて、ぶっちゃけ発言をするんです」

番組で夫婦のセックスレスについて取り上げた際、有働は「やりゃいいってもんじゃないですよね」と一言。このNHKアナらしからぬ奔放な発言が主婦に支持された。

昨年11月、「女性ホルモン」の特集回では、トイレにおける正しい尿の拭き方が紹介された。

それは「前から後ろ」ではなく、「下からじっと押し当てる」という方法だったが、有働は「私も間違っていました」と驚きつつ、「私も48年、女をやっておりますので、後ろから前はダメ、絶対に前から後ろ、と習いましたよ」とまさかの告白。

前出のペリー荻野氏が語る。

「そんなことを話す女子アナを初めて見ましたよ。視聴者と同じ目線で、自分に寄せて話すことが出来るのが有働さんの強みですね。女子アナは視聴者とはどこかで一線を引くし、進行役に徹してしまう。ここまでさらけ出せる女子アナは、NHKだけでなく民放も含めて有働さんしかいない。

新しく『あさイチ』のMCになった近江友里恵さんと比べると、有働さんの凄さがわかります。近江さんは20代後半で、更年期の話題には実感がわかないでしょうから、ずっと聞き手になってしまう。有働さんには圧倒的な説得力がありました」