4月17日 アメリカの物理学者E・W・モーリーが光の実験を開始(1887年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

モーリーは物理学者のマイケルソンと共同で光の速度を測る実験(マイケルソン-モーリーの実験)をはじめました。

当時、光はエーテルという媒質によって伝搬されると考えられており、この実験ではエーテルに対して地球が運動している方向と、それに垂直な方向とで光の速度が異なることを確かめることが目的でした。

しかし、予想に反して光はどの方向にも同じ速度で伝搬することが明らかになったのです。この結果はエーテル仮説を否定し、光の速度は常に一定であるとするアインシュタインの「特殊相対性理論」を生む基礎になりました。

この実験で使用された、マイケルソン干渉計は、光線をたがいに垂直な2方向に分け、それぞれ鏡との間の距離を往復させた後に干渉させるというものです。それぞれの方向で往復に要する時間が異なれば光が干渉する位置に変化が生じることになります。

この干渉計の原理、じつは現在の重力波の検出器にも使われています。重力波の検出器では、光の速度の差によってではなく、時空のゆがみによって生じる干渉の位置の変化から重力波が検出できるんだそうです。