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社会保障・雇用・労働 ライフ 週刊現代

「別荘の管理人」は意外に収入のいい仕事だった

重労働ではありますが…

とにかく給料がいい

どうせ働くなら「おカネが大事」と考える人もいるだろう。とはいえ、現役時代と同じくフルタイムで働くのはさすがにしんどい。そんな人にオススメなのが、マンションの管理人だ。

最近は人手不足のため、やる気さえあれば、比較的採用されやすい。新聞の折り込み広告やネットの求人サイトから申し込める。

元食品メーカーの営業担当で、65歳からこの仕事を始めたという男性(70歳)が言う。

「最初は家事もほとんどしてこなかった自分にできるのか、不安もありました。でも、いまではすっかり慣れました。掃除やゴミ捨てなど、重労働の部分もありますが、給料がいいので満足しています。

おかげで生活に張りも出ましたし、体が動く限り、続けようと思っています」

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マンションの管理人には、大きくわけて3タイプの雇用形態がある。一つはマンションの管理会社や管理組合による直接雇用。もう一つは小規模物件に多い、清掃業者が管理人業務も代行する形態。三つ目は、別会社に管理人を業務委託するケースだ。

受付、巡回、清掃、ゴミ捨て、住民のクレーム対応などが管理人の主な業務だが、マンションの規模や雇用形態でその内容も変わってくるという。

マンションの管理人代行業を営む「株式会社コミュニティセンター」の代表取締役・菅利恵氏が語る。

「我々のような代行会社の場合は取引関係のある管理会社の物件で働けるので物件を選ぶ幅があり、場所や時間など、融通が利きます。その人のライフスタイルにあった働き方が可能です。

働く日数、時間は人によって週1~2日から5日とまちまち。時給は1000円前後が多く、平均月収は10万5000円ほど。中にはフルタイムで働いて、月20万円以上稼ぐ人もいます」

 

元百貨店勤務でマンションの管理人を務める男性(67歳)が言う。

「定年後、前職からの口利きで、マンションの管理会社に直接雇用してもらいました。勤務時間は8時から17時までで、週4~5日働いています。

仕事内容は、住民の対応をはじめ、修繕工事や定期点検などの立ち会い、管理組合の理事会への参加など。平日は一人なのでマイペースに働けます。給与面での不満はありません。

清掃は専門の方がいるので私はやりません。小規模マンションだと、清掃からすべて自分でやらないといけませんが、大規模マンションの場合、作業が分担されているので楽だと思います。ふだんは、冷暖房のきいた管理人室で待機しています。

面倒なのが住民間のトラブル。『上の階の足音がうるさい』といったクレーム対応は億劫ですが、住人との人間関係さえ上手く築ければいい仕事ですよ」