中国のホストクラブ店内
中国

中国のホストクラブで豪遊する「富裕層マダム」桁違いのマネー力

実際にホストクラブで働いてみたら…

「中国」のホストクラブに潜入

日本でブランド品や不動産を“爆買い”する「中国人富裕層」。では、彼らは本国にいるとき、どんな金遣いをしているのだろうか。

私はそれを間近で見るべく、『ルポ 中国「潜入バイト」日記』の取材で2か月ほど、上海のホストクラブで働いた。中国では、ホストクラブは日本ほどメジャーな存在ではなく、街中を歩いていてもほぼ見つからない。

求人サイトを見ても見つからなかったが、ホストを意味する「牛郎(ニウラン)」ではなく、男性モデルを意味する「男模特(ナンモーター)」というキーワードでネット検索すると、ホストと思しき求人がようやくヒットする。

中国ではホストクラブは隠された存在である。というのもここが、中国共産党幹部など、富裕層の妻や娘たちが密かに通い詰める秘密クラブのような場所になっているからだ。だからこそ、私はホストクラブで潜入バイトして、その実態を見たいと思った。

 

検索に引っかかったうちの一つ、「天使会(エンジェルクラブ)=仮名」という名のホストクラブに電話を掛けて面接のアポを取った。

行ってみると、店内はゴージャスなカラオケルーム風。玄関ホールのソファで30代半ばのマネージャーに挨拶し、面接が始まった。といっても履歴書は必要なく、5分ほど雑談しただけで「一緒に働こう」と言われ、面接を突破した。ドキドキしながら自分の住んでいる場所や中国滞在歴などを受け答えしたが、意外とあっけない。

店内はゴージャスなカラオケルーム風

翌日、いきなり初出勤。22時過ぎ、一組の客が入店し、ホスト一同が客室に呼ばれた。客の前に一列に並び、客は実物を見て好きなホストを選べるのだ。私は日本のホストを意識してジャケットを着ていたが、同僚たちはTシャツやジャージなど、ラフな服装の者も多かった。

客室では2台の大型ソファに30歳前後の女性2人と、40代半ばの女性の計3人が座っていて、すでに2人の先輩ホストが隣に座って接客中だった。テーブルの上にはフルーツ盛り合わせやウイスキーのグラス、灰皿やタバコなどがゴチャゴチャと並んでいる。

ホストたちはラフな格好が多い

「とりあえず全員座らせますか! 座って気に入らなければキャンセルできますので!」

リーダーが客を煽り、見事に全員をテーブルに付かせてしまった。リーダーは香取慎吾に似たベビーフェイスのイケメンで、ガタイもいい。ひょうきんなキャラクターで、客を笑わせるのが上手だった。

新生・ブルーバックス誕生!