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NHK高瀬アナのコメントでわかる「ひよっこ」と「わろてんか」の差

怒涛の完全調査!
朝ドラの楽しみは、放送の「直前」にもある。「おはよう日本」の高瀬耕造アナが、何を言うかだ。なんでも調べるコラムニスト・堀井憲一郎さんが高瀬アナのコメントをすべて調査したところ、『ひよっこ』と『わろてんか』では明確な差が出た。いったいどんな?

『ひよっこ』紹介確率46%

NHKの朝ドラ終わりの「あさイチ」の司会が変わった。

いままでイノッチ(井ノ原快彦)と有働アナだったのが、漫才師二人と近江アナになった。有働さんはNHKもやめちゃった。

朝ドラのラストシーンを受けて、少しドラマの話をするというのは、このコンビで2010年に始まって、ドラマの展開につれて、よく有働さんは泣いていた。つけまつげがずれて、イノッチに、セメントでつけときなさい、と注意されていたこともあって、名物でした。有働アナのある種の売り物になっていた。

新しい近江アナがどういうキャラで受けていくのか、これから楽しみである。

朝ドラの放映前、8時までやっている番組は「おはよう日本」だ。メイン司会は高瀬耕造アナである。昨年2017年4月から担当している。2018年もメインの高瀬耕造アナと和久田麻由子アナは変わっていない。

昨年、高瀬アナの担当になってから、7時59分50秒から10秒ほど、アナウンサー3人と天気予報士1人が横並びに立って、フリートークをする時間になった(ただ関東地方ニュースの時間帯なので、関東以外では見られません)。

2017年4月は、メイン司会になって最初だったというのもあったのだろうけれど、朝ドラの『ひよっこ』について、よく触れていた。

『ひよっこ』は第2話にして、哀しさの予感と安堵感で泣けるという展開を見せたので、高瀬アナも引き込まれたのだとおもう、かなり肩入れしていた。ヒロインの有村架純を強く応援していて、最終話前に“9時のニュースで有村架純に語りかける”というとんでもない行動に出たくらいだ。

 

私の数えたところ、『ひよっこ』放映期間中、ひよっこ前に高瀬アナが出演していたのは119回、そのうち日本上空をミサイルが横切ったり、東武東上線が運転を見合わせていたり、7時56分ごろに長野県で地震があったりして、それらを伝えなければいけなかったことが19回、つまりフリーコメントができる回数がちょうど100回あった(あのころは、花火大会のようによく大陸のほうからミサイルが飛んできていました)。

100回のうち、「このあとは『ひよっこ』です」とだけ紹介したことが10回、『ひよっこ』の中身まで触れたことが36回あった。

高瀬アナ、ひよっこ内容まで触れた率36%で、紹介を含めると46%である。

なかなかの高率だ。

『わろてんか』になったら大幅減

そして、10月から始まったのは『わろてんか』である。

『わろてんか』前では高瀬アナがスタジオにいたのは114回、ニュース情報を伝えたのが14回で、フリートークだった回数が、あらま、これまた100回。なんか、そういうことになってるらしい。そういえば、最近、あんまりミサイルは飛んでない。

『わろてんか』の内容に触れたのは25回、「このあとはわろてんかです」とだけ紹介したのは10回だった。

内容紹介25%、とにかく紹介35%。

それぞれ11ポイントの下落である。内閣支持率だったら大変なことになる。いや高瀬アナの朝ドラ支持率だとして見ても、ある意味、大変である。