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野球

大谷の初勝利を支えた「見守る球団」エンゼルスの流儀

メジャーリーグ開幕の舞台裏
3月30日に開幕したメジャーリーグ・ベースボール。日本でも話題は、7年ぶりにマリナーズに復帰した、44歳イチローの開幕先発、そしてなんといっても、エンゼルスの二刀流・大谷翔平のメジャーデビューだろう。大谷は初戦で初安打、早くも4戦目で初勝利を挙げたが、エンゼルスの先輩・長谷川滋利氏によれば、活躍するであろう根拠は、キャンプ中から見えていたという。

三方幸福なイチローのマリナーズ復帰

日米で野球が開幕しました。現役を離れてもこの日はやはり嬉しいものですね。今季はどんなドラマが展開されるのでしょうか。

メジャー開幕で大きく報じられたのは、イチロー選手でしょうか。9番左翼で5年ぶりの開幕スタメンを果たし、ヒットこそ出ませんでしたが、元気な姿を日米のファンに見せてくれました。シアトルへの復帰が決まってからひと月も経っていないうえ、オープン戦でのアクシデントもあった中、第2戦では2安打し、きっちり開幕に合わせてきたのはさすがの一言です。

そして、セーフィコフィールドの大歓声、すごかったですね。シアトルからニューヨークへ去ったときも、ヤンキースやマーリンズの一員としてシアトルを訪れたときも、もちろんマリナーズの選手として戻ってきた今回も、常にセーフィコ・フィールドのファンは、彼をスタンディングオベーションで迎えてくれました。

 

これはイチロー選手が本当のスーパースターである証です。シアトルはイチロー選手がメジャーに来て最初に活躍し、メジャーでのキャリアを始めた場所ですから、ファンは「育てた」とまでは思ってないけれど、「見守ってきた」という自負は心のどこかで持っているはずです。

Welcome back(おかえり)というのはああいう光景を言うのでしょうね。イチロー選手の人気は再燃しましたし、彼を迎えたマリナーズの評価もアメリカでは上がっている。全員が幸せな復帰でしたね。

2012年の開幕以来、マリナーズのユニフォームで躍動するイチロー(photo by gettyimages)

マイアミ・マーリンズで一緒だった中堅手ディー・ゴードンとの連携も問題なさそうでしたし、何よりもホームランを奪うスーパーキャッチを見せてくれました。昨秋にマイアミで会ったときは挨拶程度でゆっくり話はできませんでしたが、それでもすごく楽しそうに野球をやっている姿を見て、僕も嬉しくなりました。やはり彼はグラウンドで跳ねるように動いているのが似合っていますね。

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