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人口・少子高齢化 ライフ 週刊現代

派手な葬式はみんなが迷惑する「20万円で家族葬」はどう?

残りの貯金は使い切ろう

年金だけで暮らしていける

〈葬儀費用の総額は平均195万円。残されたご家族に経済的負担をかけないために、最低300万円くらい準備しておくと良いでしょう〉

ある生命保険の勧誘パンフレットには、このようなあおり文句がデカデカと書かれている。葬儀時、残された家族にいかに負担がかかるかを強調して加入を促すのは、保険勧誘の定番だ。

だが、自分の死後のために、苦労して多額のおカネを残しておくことが、本当に必要だろうか。

80歳を過ぎれば、生前深い親交のあった友人、知人たちも身体を壊していたり、老人ホームに入っていたりと、長時間の葬儀に参列するには負担が大きくなる。あまり親しくない人に義理で来てもらうのも、ただ迷惑をかけるだけだろう。

そこに費やすおカネがあるなら、家族や近親者との、生前の思い出づくりに使い切ったほうが、誰にとっても幸せだ。

では、最低限の葬儀を行う場合、いったいいくらくらい残しておけばよいのだろうか。

「定額葬儀」の草分けであるベンチャー企業・ユニクエスト・オンラインの広報担当者が言う。

「弊社では葬儀費用を極力抑えたい方のご要望にあわせて『小さな火葬式』というプランをご用意しています。お棺など、お葬式で用意しなければいけないモノの原価をすべて調べ、一番安くて19万3000円でお葬式ができるという結論に至ったのです」

通夜や告別式など、来訪者に向けた儀式はおこなわず、遺体の安置から納棺、火葬のみを行う形式だ。

だが、スタッフの派遣はもちろん、棺代や火葬場への寝台車の利用料金、遺灰をいれる骨壺、位牌など、必要な費用の一切が料金にふくまれている。

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