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ライフ 週刊現代

米びつから2000万円…!実家の片付けで出てくる「驚異の埋蔵金」

あなたの家にも眠っているはず

食器棚から金塊が

「昨日依頼を受けたお宅で遺品整理をしていたら、本棚にささっていた封筒から国債が出てきました。

以前の仕事では、食器棚の奥のほうから、綺麗な和紙に包まれた金塊が出てきたこともあります。かなりのサイズで、500万円の価値があったそうです」(プロアシスト東日本代表で遺品整理士の仲井琢磨氏)

「以前、片付けの最中に合併前の新日本製鐵の株券を発見しました。後で聞いたら100万円超になったそうです。

広島の依頼者の方のケースでも、亡くなったお父さんが暮らしていた実家で我々が見つけた株が100万円超になったことがあった。『お礼に』と牡蠣を送っていただきました」(遺品整理士認定協会の木村榮治理事長)

「片付けでよく出てくるのは、現金や貴金属、骨董品。有価証券や手形が出てくることもある。骨董品は鑑定してもらうといい値段がついて、依頼人の方が大喜びということもあります」(リリーフ取締役の赤澤知宣氏)

 

まともな遺品整理業者は、遺品を価値のあるものとないものに丁寧に仕分けてくれ、見つかったものが思わぬおカネに変わることも多い。しかし、性質の悪い業者に依頼すると、大損をしてしまうことがあるから注意が必要だ。

前出の赤澤氏が苦々しげに語る。

「ある業者に依頼をしたら、荷物を次々に庭に運び出し、必要なものも不要なものもいっしょくたにしてしまった。

それを処分場に運んだ後、ぐちゃぐちゃになった荷物の中から現金1000万円が見つかったという話があります。あわやゴミとして捨ててしまうところだったんです。

キチンとした業者は、遺品を『整理』することを意識していますが、『整理』を『処分』とはき違えている業者もいる。

彼らは故人の大切な遺品をひとつひとつ丁寧に見て行くのではなく、とにかく少人数、ローコスト、短時間で処分することばかりを考えています。だから1000万円を捨てそうになるようなことが起きるんです。

さらにひどい業者になると、高額になりそうな骨董品や現金をネコババすることもある。『自分たち、お宝狙いですから』と、恥ずかしげもなく平気で喋っている業者がいるんです」

前出の木村氏は、こうした業者には、特徴があると考えている。木村氏が言う。

「1~2人で作業を行う『便利屋』みたいなところには注意をしたほうがいい。こうした便利屋には、最初から金目のものを売り払うことだけを考えているところもある。

以前は転売に質屋を使うことが多く、そこでは身分証明書の提示が必要だったため、売り払うことに心理的な抵抗感もありました。

しかし最近は、匿名で取り引きできるネットのサービス『メルカリ』などを使う。盗品でも身分を明かさずに転売でき、やりたい放題になっているのです」

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