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経済・財政 ライフ 週刊現代

人生最後の「クレジットカード」選びは、これが正解

ポイント貯めるか、サービス重視か

ポイントを貯めるか、サービスを重視するか――。カード各社の競争を尻目に、思考停止になっている人も多いだろう。もったいない。これを読めば、あなたにとっての「最後の1枚」が見えてくる。

新幹線1往復で元が取れる

まさに「人生最後のクレジットカード」にふさわしい1枚だ。JR東日本グループが発行する大人の休日倶楽部ジパングカードは、男性は65歳から、女性は60歳からしか申し込めない(年会費4285円・夫婦二人なら7320円)。しかし、その特典は圧倒的だ。

JR東日本とJR北海道を利用した場合、201km以上の長距離であれば、運賃が30%も割引になる。またJR全線でも1~3回目が20%、4~20回目が30%割引だ。

ただし、東海道新幹線の「のぞみ」やハイシーズン時など、割引にならない列車や時期がある。それでも、東京-新大阪間を「ひかり」の指定席で往復すれば、5656円割引となり、年会費の元を取れてしまうのだ。

「電車での旅行を楽しみたい方から、(JR東日本グループの)『ビューカード』からの切り替えのお申し込みをよくいただきます。

ただ、『ジパングカード』は一定の年齢以上の方が対象ですので、その年齢に達していない方には、大人の休日倶楽部ミドルカードをおすすめしています」(ビューカードセンター)

こちらは男性なら50~64歳、女性なら50~59歳が申し込める(年会費は初年度無料・2年目以降は2575円)。JR東日本、JR北海道の長距離きっぷが5%割引で購入できる。

各社がしのぎを削って、独自のサービスを喧伝するクレジットカード。その結果、利用者にとって、何が本当にお得な特典なのか、わかりにくい。

選ぶ一つの基準となるのが、利用金額に対して何円相当のポイントが返ってくるかを表す、ポイント還元率だ。

経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。

「総合的に見れば、年会費が無料で、最高2000万円が補償される海外旅行傷害保険がついている楽天カードがいいと思います。

ただし、適用には、自宅から空港までの交通料金または海外旅行代金を楽天カードで支払っていることが条件なので、注意が必要です。

それ以外にも、100円で1ポイント(1円相当)がつきますし、楽天市場で買い物をすれば最大3倍になるなど、とにかくポイントが貯まりやすいのが魅力です」

 

生活総合情報サイト『オールアバウト』でクレジットカード分野のガイドを務める松岡賢治氏は、「ポイント還元率6%」という驚異のカードを紹介する。

「ポイント還元率では、宿泊予約サイト『ブッキングドットコム』が提供する、Booking.comカードが一番ではないでしょうか。

同社が運営するサイトを通じて宿泊施設を予約し、このカードで現地決済をすれば6%相当のポイントが付与され、次回の予約で使えます。仮に余っても銀行口座に現金でキャッシュバックされる。

もう一つ、ネット通販を利用するなら、アマゾン・マスターカード・クラシックもいい。百貨店各社のカードも買い物でポイントがつきますが、元々の商品価格が高いため、結果的にはお得とは必ずしも言えません。

その点、アマゾンでは同じ商品が市場よりも安いケースが増えてきました。もともと安い商品を買えて、しかも1.5%のポイントが付くのですから二度おいしいといえるでしょう」