ワールドカップ開幕までいよいよ3ヵ月を切った(photo by istock)
サッカー

ワールドカップで本気で勝ちにいくなら、絶対に選ぶべき選手の名前

日本グループリーグ突破の法則
3月15日、サッカー日本代表が今月末にベルギーで行う国際親善試合のメンバーが発表された。昨年9月のW杯最終予選以来の復帰となった本田圭佑やポルトガルリーグで活躍する中島翔哉の初招集が話題になっているが、6月14日の開幕まで3ヵ月を切っているのに、いまだメンバーは流動的である。香川、岡崎は入ってくるのか? 負傷の癒えていない吉田麻也は間に合うのか? はたして最終的にどんなメンバーになるのだろうか。日本が出場してきた5大会を間近で取材してきた戸塚啓氏によれば、日本が1次予選を突破した2大会には、メンバーの選考に関してある共通点があるという。

多くの“武器”を持ちたがるハリルホジッチ

サッカーチームも「組織」である。「うまい選手を集めればいい」というような単純なものではない。

サッカー日本代表が、今月下旬にヨーロッパへ遠征する。23日にマリと、同27日にウクライナと、ベルギーでテストマッチを行う。6月開幕のワールドカップ・ロシア大会へ向けた最終的な選手選考の機会で、発表されたメンバーには「復帰」や「初招集」の選手が多く含まれていた。

昨年9月を最後に代表から遠ざかっていたFW本田圭佑(31歳)が、所属クラブでの好調さを受けて呼び戻された。本田らとともに14年の前回ワールドカップに出場したDF森重真人(31歳)が、ほぼ1年ぶりに招集された。

W杯開幕を3ヵ月後に控えたこのタイミングで、初の日本代表入りを果たした選手もいる。ポルトガルのポルティモエンセで得点やアシストを量産する中島翔哉(23歳)だ。また、ドイツ・ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフでリーグ戦4試合連続ゴール中の宇佐美貴史が、昨年6月以来のメンバー入りを果たした。

 

日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督(65歳)は、チーム結成当初から「所属クラブで結果を残していること」を招集の条件としてきた。その時々で調子のいい選手を選ぶ彼のチーム作りは、「旬の選手を使って勝利を目ざす」とも言える。

前回のワールドカップでアルジェリアを指揮したハリルホジッチ監督は、20人のフィールドプレーヤーのうち19人を起用した。試合ごとにスタメンを入れ替えてグループリーグを突破し、決勝トーナメント1回戦では優勝したドイツと延長戦までもつれる熱戦を展開した。

アルジェリアでの成功体験を、彼はそのまま日本代表にも当てはめようとしている。本田、森重、中島、宇佐美といった選手をこのタイミングで招集したのも、手持ちの“武器”を多くしてW杯へ臨みたいからに違いない。

新メディア「現代新書」OPEN!