「衆議院議員すぎた水脈公式ホームページ」より
政治政策 行政・自治体 選挙 ライフ

森友文書に登場した自民党女性議員の「本音トーク」を実況中継

安倍総理に見出された

「待機児童」に関するツイートが炎上したのも記憶に新しい、自民党の若手女性議員。何かと話題を振りまく彼女の肉声を聞きに、講演会へ足を運んでみたら…。

「慰安婦問題」に注力してきた

〈みなさん知ってますかね、#Me Too運動っていうのがあるんですよ。Me tooってのは『私も』っていうことなんですが、これセクハラの運動なんですね。

『私は実はこんなセクハラにあったことがあるんです』と誰か一人の女性が告白するとですね、『私も!』『私も!』ってハッシュタグ付けてでてきて、ツイッターとかでばーっと自分の経験談を女性が語るんですね。

これはヨーロッパでばーっと出てきて、まあ主に女優さんたちがですね、実は20年前にですね、こんな役あげるから、そういう関係もってくれと監督やプロデューサーたちに言われたとか。

そこで往年の名女優のカトリーヌ・ドヌーブさんがですね、『あなたたち、それおかしいでしょう』と。『その時はそれで役もらったんだったら、そういうことを今さら言うの』と。私も、『もっともやな』と思ったんですけれど〉

 

熱っぽく語るのは、自民党の杉田水脈(すぎた・みお)衆議院議員(50歳)。2月26日に都内で開かれた「第25回平成の大演説会」での言葉だ。

この「大演説会」は、靖国神社や戦前・戦中史、天皇関連などの書籍を専門に発行する保守系出版社・展転社が主催。防衛省の「日報隠蔽問題」で昨年7月に防衛大臣を辞した稲田朋美・衆院議員も招かれ、杉田氏とともに壇上に立った。

「杉田水脈」という名前を聞いても、ピンとこない読者もいるかもしれない。経歴を少したどってみよう。

【待機児童、待機児童っていうけど世の中に「待機児童」なんて一人もいない。子どもはみんなお母さんといたいもの。保育所なんか待ってない。待機してるのは預けたい親でしょ】

2018年1月23日のこのツイートが炎上、その後ツイッター上で、41歳男性より脅迫を受けたことがニュースになった。さらに最近では、森友学園「文書改竄」で削除された部分に、当時、日本維新の会に所属していた杉田氏の名前があったことでも話題となっている。

もともと西宮市役所職員だった杉田氏は、橋下徹・前大阪市長の立ち上げた「日本維新の会」から2012年12月の衆院選に出馬し初当選。2014年には「次世代の党」に移るが、同年12月の衆議院議員選挙で落選した。

落選中には慰安婦問題関連の活動に注力し、国連人権委員会の女子差別撤廃委員会において、日本政府が被害者への賠償責任を負うべきとした「クマラスワミ報告」の撤廃を求めるスピーチなどを行った。杉田氏が保守派の内外で注目を集めはじめたのは、この国連でのスピーチがきっかけといえる。

知名度を向上させた杉田氏は、2017年秋の衆院選で自民党に鞍替えし出馬、比例代表で2期目の当選を果たしている。

「平成の大演説会」に戻ろう。杉田氏に先駆けて講演した稲田氏は「本当に同志であります、そしてようやく自民党に入って来てくれた杉田水脈先生」と彼女を紹介し、稲田氏が会長をつとめる自民党議員のグループ「伝統と創造の会」に「すぐにお誘いしまして、快く入ってもらったところです」とラブコール。二人並んで仲睦まじい様子を見せた。

杉田水脈議員の公式ツイッターには、この大演説会の写真がアップされている

ツイッターの発言も含めて、注目度が上がっている杉田氏。講演会でどんなことを話すのかも大変興味深いところ。だが、杉田氏の講演には、聞いていて思わず「?」が浮かんでしまう「勘違い」や、与党議員としてちょっと心配になるような「危うい本音」が満載だった(以下、〈〉は全て杉田氏の発言)。

安倍総理から「稲田朋美を見習え」

赤いワンピースに白のジャケット姿で壇上ににこやかに登った杉田氏が、まず語り始めたのは、稲田氏と安倍総理への想いである。

〈本当に稲田(朋美)先生、憧れだったんですよ。ゴマすっているわけでも全然なんでもないんですけど、というのも私自身、18年間市役所の職員をしておりまして、2010年の5月にやめまして、2012年12月の衆議院の総選挙で初当選をさせていただいたんですけれど、実はその当選する前です。2012年の5月、10日だったかと思うんですけども、いまの議員会館の一室で、実は安倍総理と直接お話をする機会をいただいたんですね。

当時はまだ自民党は野党だったわけです、そして安倍総理もまだ総裁ではございませんでした。でそのときにですね、我々地方議員とかその他国政を目指す若手のメンバーで、たぶん10人ぐらい集まっていたと思います、そこに総理が20分だけ時間を割いて、お忙しい中来てくださったんですね。

そこで、我々若手に向かって総理がなにをおっしゃったかというと、とにかく、きみたち一回あがってきなさいと、一回バッジをつけてみなさい。風でもなんでもいいから、利用してでもいいから、どんな形でもいいから、一回国会にあがってみなさい、君たちと話をするのはそれからや。そして『本物は残るから』、とおっしゃったんです。その次に何をおっしゃったかというと、稲田朋美を見習え』とおっしゃったんです。ほんとの話なんです〉

新メディア「現代新書」OPEN!