これから日本はどこに向かうべきか

人間の感情を汲み取るロボット。それって日本人らしいと思いませんか。あうんの呼吸で人の気持ちを理解できる能力は日本人の大きな才能だからです。そこを掘り進めれば、欧米とは違うテクノロジーを発展させられるのではないでしょうか。

アメリカではAIに莫大な予算がついている。日本はその10分の1程度。アメリカに勝てっこないという人もいますが、私は焦る必要はないと思います。歴史的に見ても、日本はアメリカの真似をしてきていました。ところがヒューマノイドロボットは違う。ヒューマノイドは日本が先行しています。日本はこの分野で世界と戦っていけるはずなのです。

これから日本の人口はどんどん減少します。1億2千万人の人口が、このまま減っていくといつか1億人になるけれど、それもAIで補うことができます。

昔、日本は人口1億人の時代があったわけですから、人口に合わせたサービスにしていけばいいのです。そこにAIやロボットなどの最先端テクノロジーがあれば、経済を大きく成長させることもできるはず。まったく不安になる必要はないのです。

一方、AIが発達すると仕事が奪われるのではないか、という議論もあります。結論から言えば多くの職業はなくなると私も思います。

ただ、それはAIだからではありません。パラダイムシフトの問題なのです。その時代に応じたテクノロジーがあって、それで社会が変わっていく。

トヨタ自動車だって最初は豊田自動織機だった。トヨタは企業努力によってパラダイムシフトを生き抜いたから、今日がある。個人も同じです。まずは現状を受け入れるということが第一。

ホワイトカラーの仕事は最もAIに置き換えやすいのですから、仕事を奪われる可能性が高いといわれていますし、それは事実でしょう。

銀行の与信業務のような仕事など、AIが全部判断できますから。メガバンクの人員削減の話が出ていましたが、こうしたことがあらゆる業界で起こること思って間違いない。でも、AI革命が起こることは確実なのですから、あとはどう対処すればいいかを考えるだけ。

わかっている人はもう動き出しています。社会人で大学院に通う人が増えているのも、その現れでしょう。技術の進歩は相当なところまできていますし、今後は加速度的に進んでいく。

恐らく5年後には今とまったく違う世界がきていることでしょう。それを厳しい時代と考えるのではなく、大きなチャンスとして捉える。全ては私たち一人一人の考え方と行動次第なのではないでしょうか。