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学校・教育 ライフ

ADHDの息子が、無賃乗車で警察に補導された日

お金の感覚を身に着けさせるには…

漫画家のかなしろにゃんこ。です。発達障害がある息子のオモシロイ生態を観察しては、息子がモデルのマンガを描いています。

(前回までの記事はこちらから→http://gendai.ismedia.jp/list/author/nyankokanashiro

トラブル続きの息子と生活していていると、親としては苦労が絶えません。これまでで一番大変だった時期は、何と言っても理屈が通じない小学生のときでした。発達障害の特性からくる思い込みの激しさや、個性的な考え方が原因で人間関係のトラブルが絶えませんでしたから。

次いで二番目に大変だったのが、反抗期です。

今回は皆様に、「マジかよ! この親アホじゃね?」と思われるのを覚悟で、反抗期に親子でもめたお金のゴタゴタについてお話ししちゃいます。

母の財布からお金がなくなる……

小学生の頃は、人づきあいで問題のあった息子。ですが中学生になって少しずつ気の合う仲間ができ、友だちとうまく付き合えるようになっていきました。親としてはホッとしたものですが、それもつかの間。息子は友達と一緒に、中学生の“社交場”のゲームセンターやファストフード店に頻繁に遊びに行くようになったのです。

その頃から、私の財布のお金が少しずつなくなることが増えていきました……。

 

「アイツ盗ってんな……!?」と、私はすぐに息子を疑いました。だって“お金がなくなった日に限って、息子が友だちと遊びに行って帰りが遅い”なんてことがありましたから。

そんなある日、息子が私の財布からコソコソお金を盗っているところを目撃したのです。急に現れた母に、息子は手にしたお金を隠す間もなく、<見られてしまった! ヤバイ……>って顔でこちらを見ていました。

「やっぱりお前か! 人のお金を盗るのはいけない!」とその場で怒ったわけですが、息子は気性が荒いタイプのADHD。なんと逆ギレして、「オレだって大人みたいに、好き勝手金使いたいんだよっっっ!!!!!と主張してきやがったではありませんか!

もちろん、大人は好き勝手に使ってなどいないのですが、息子からは夢の使いっぷりに見えるんでしょう。反省の色が見えない息子にこれ以上大事な生活費を盗られては困りますから、私も考えました。財布を肌身離さず、風呂に入るときもトイレのときも目の前に置くようにしたのです。

すると、諦めて盗らなくなるどころか、不満タラタラで「それだと盗れなくてホント困るんだけど()と言ってくる始末。あんたねぇ……。

これって泥棒が「盗りやすいように家の鍵はかけないでほしい」と言っているのと変わりないですからネ☆ 呆れた子です。

普通そういうことは言わないものだと伝えると、「あ、そうなの? だって本当に困ってるんだよ」と自分の都合をストレートに伝えてきました。お金盗られて困っている母の心情には、全く思い至らないみたいです。反省して返しくれるかな~? と、少し期待した私がバカでした(涙)

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