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メディア・マスコミ 週刊現代

内部資料で判明!教養ある大人が見ている「BSの人気番組」はこれだ

カギはちあきなおみにあり…?

ちあきなおみ特番に「喝采」

予算をかけずに、特定の視聴者に向けて人気番組を作る。それを実行しているのが、BS放送だ。

BS放送の全国視聴データは一般には公開されていないが、本誌が入手した資料をもとに、注目番組を紹介していこう。

現在のテレビはBSチューナーが内蔵されているものがほとんどで、約4200万世帯が視聴可能。視聴者の大半は成熟した60歳以上である。そのため、教養ある大人の男女から支持を集める人気番組がいくつもある。

BSには旅番組が多いのが特徴だ。しかもマニアックである。

たとえば『にっぽん百名山』(NHK BSプレミアム)は、毎週一つの山を取り上げ、ガイドの案内のもと登山者目線の映像で登山道を歩いていく番組。

地味な内容だが、最新のデータ(12月第2週)によれば、同番組の平均推定視聴世帯数は101万世帯(以降の数値も出典同じ)におよぶ。

変わったところでは、『高島礼子が家宝捜索!蔵の中には何がある?』(BS TBS)はタイトルのとおり、女優の高島が一人で全国各地の蔵を訪ね歩く。これも50.5万世帯が視聴しているレギュラー番組だ。

『にっぽん縦断 こころ旅』(NHK BSプレミアム)は、ベテラン俳優の火野正平が自転車で一人旅をするだけ。それでも視聴世帯113.6万を誇る超人気番組である。

BSの旅番組では、地上波のバラエティ番組のように唐突に人気俳優がゲスト出演して、ドラマの宣伝をしていくこともない。芸人とアイドルが5~6人で観光地を行脚して大騒ぎすることもない。旅の魅力をゆっくりと味わうことができる。

 

そんな「旅」や鉄板の「グルメ」に加えて、BS放送の好視聴率番組のキーワードが「懐古趣味」だ。

現在、『鬼平犯科帳』や『長七郎江戸日記』、『御家人斬九郎』などの往年の名作時代劇が放送され、どれも視聴世帯が50万を超えている。また、昭和の演歌、歌謡曲を取り上げた番組も強い。

『BS日本・こころの歌』(BS日テレ)は、無名のコーラスグループが、毎週、懐かしの名曲を、原曲に忠実に披露するシンプルな番組だが、視聴世帯は117.8万という人気ぶりである。

BSでは、美空ひばりやちあきなおみなど昭和の大ヒット歌手を取り上げると高い数字を叩き出す。

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