不正・事件・犯罪 週刊現代

貴乃花が立候補!角界「最新勢力図」で読む相撲協会理事選の行方

新勢力登場も!?

途中休場の白鵬と稀勢の里。2横綱が早々に姿を消した初場所で、貴乃花の若い弟子たちが躍動している。そして、土俵外でも貴派の勢力は増すばかりだ。2月の理事選もにらむ角界最新勢力図を紹介する。

モンゴル勢の弱体化

「横綱・白鵬本人に聞くと、左足をかばった結果、古傷の右足の親指まで傷めてしまい、足の踏み込みがまったくきかない状態のようです。もちろん、横綱審議委員会からの批判を受け、かち上げや張り手を封印したことも痛かった。

横綱ももう32歳。積み上げてきた相撲のスタイルを変えるのは容易ではない。2場所連続41度目の優勝も潰えたので、脳裏に引退の文字がよぎっているかもしれません」(白鵬の所属する宮城野部屋関係者)

一連の「貴乃花騒動」を受けた注目のなか開幕した大相撲の初場所だが、予想以上に波乱の展開になった。

白鵬、稀勢の里の両横綱が序盤から連敗を喫したうえ、白鵬が5日目から、稀勢の里が6日目から、それぞれ途中休場。

さらに、モンゴル出身の前頭・照ノ富士も序盤で2敗を喫したのち、糖尿病を理由に休場を決めている。モンゴル閥を引っ張ってきた二人の「退場」は、まるで貴ノ岩暴行事件後の「チーム・モンゴル」の衰退を象徴しているかのようだ。

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「今場所、白鵬を筆頭に7人のモンゴル人力士が出場していますが、従来のモンゴル閥の宴会にかならず顔を出すのは、横綱・鶴竜と照ノ富士ぐらい。この二人は貴ノ岩暴行事件の日も現場に居合わせています。

残りの関脇・玉鷲、前頭の荒鷲と千代翔馬、そして前頭筆頭で貴ノ岩の高校の後輩にあたる逸ノ城は、親方からの指示もあり、注意深く距離を取っている」(スポーツ紙相撲担当記者)

リーダーの不在と、離れてゆく若手たち――。角界でここしばらく栄華を誇ってきたモンゴル閥が弱体化するなか、序盤からモンゴル勢唯一の全勝(18日現在)で気を吐くのが鶴竜だ。

昨年ケガが重なり4場所連続休場に追い込まれた鶴竜は、まさに「崖っぷち」の状況で今場所に臨んでいる。鶴竜を奮い立たせているのは、やはり貴乃花一門との「因縁」だという。

 

「同い年で、いつもニコニコと話を聞いている鶴竜に、白鵬は全幅の信頼を置いている。白鵬が親方になった時には右腕になると言われているほどです。

親分である白鵬の休場が決まったいま、鶴竜はいわば白鵬の名代として、貴乃花との『代理戦争』をひとりで背負う立場にあり、恥ずかしい成績を残せないという気持ちがある」(前出・宮城野部屋関係者)

ボスの窮地に覚醒した鶴竜は32歳とベテランの域だが、受けて立つ貴乃花一門の貴景勝(貴乃花部屋)と阿武咲(阿武松部屋)はともに21歳で幕内最年少。二人は中学時代から全国大会の決勝で戦った間柄だ。

「普段は仲が良いですが、稽古場では周囲まで伝わるほどの熱気でぶつかりあっています。とりわけ、今場所は兄弟子である貴ノ岩が暴行を受けて休場中。

暴行を見て見ぬふりをしたモンゴル勢の力士たちに一矢報いたいという気持ちがあり、二人とも並々ならぬ熱意で土俵に上がっている」(貴乃花部屋の後援会関係者)

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