Photo by GettyImages
企業・経営 ライフ 週刊現代

「アマゾンなしでは生きられない世界」で、人間は幸せになれるか

2022年を見据えたひとつの問い

生活のすべてがアマゾン

「アレクサ、おはよう。目覚ましを止めて」

朝、起きるとアマゾンエコー(人工知能AIを搭載したスピーカー)に話しかける。

「アレクサ」とはアマゾンが開発したAIアシスタントのこと。アマゾンエコーを作動させるキーになっていて、この言葉の後に質問すると、欲しい情報が次々に流れてくる。

「アレクサ、今日のニュースは?」
「パンダの赤ちゃんがすくすく育っています」
「今日の天気は?」
「午後からの降水確率は70%です」
「音楽をかけて」
「お好みのプレイリストを再生します」
「アレクサ、今日のスケジュールは?」
「今日は2件のミーティングが入っています」

冷蔵庫を開けるといつも飲んでいる炭酸水が少なくなっていた。

「アレクサ、炭酸水を注文して」
「わかりました」

 

街中には「アマゾン365」という店舗が設置されている。ここには無人コンビニ「アマゾン・ゴー」と、宅配拠点、カフェ、シェアオフィスが融合している。

「アマゾン365」には試着室も用意されており、アマゾンから届いた服を試着することができる。アマゾンが蓄積したビッグデータとAIによって、自分の好みに合わせた服をアマゾンが選んでくれる。

その服はアマゾン製だ。気に入ればそのまま持って帰ればいいし、そうでなければその場で返品できる。試着を終えると、コンビニの棚から好きな商品を取り、そのまま店を出る。

レジは不要。スマホのアマゾンペイで決済は終了している。

これは遠い未来などではなく、2022年の風景だ。あと4~5年もすれば現実になる。

新メディア「現代新書」OPEN!