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いま視聴率が取れるテレビドラマの傾向と「時代の気分」

2017年、最大の収穫は…?
堀井 憲一郎 プロフィール
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2017年という時代の気分

明るく、軽く、乾いている。

これがどうやら2017年のドラマから感じられた時代の気分である。

「実感のない好景気」を見事に反映しているようにもおもえる。

いったいどこからそういう流れになってきたのか、少し遡って調べたくなる傾向である。

あと2017ドラマで個人的に気に入ったのは『黒革の手帳』の武井咲と『母になる』の沢尻エリカである。どちらも女優としての存在感を強く示していた。

武井咲は悪女、沢尻エリカは善女(というのも変だけど、愛に満ちた母親役)を演じて、強く印象に残る。

沢尻エリカはその顔つきと雰囲気から、こういう純粋な女性を演じるととても映えるのだが、「べつに」騒動以降、どうもキャラが定まらず、このドラマもあまり注目されていない。私はまさに騒動以前の期待されていた女優沢尻エリカに戻ったとおもった。善女路線の沢尻エリカをまた見たい(彼女に悪女は似合わないということでもある)。

フジテレビのドラマがおそろしく低調だった。

平均視聴率が7%を切ったドラマが12本あり、そのうち11本がフジのドラマだった。かつて代表的な人気ドラマ枠だった「月曜9時」のドラマが2本もそこに入っている。

2018年には少しはドラマの空気が変わるのか、それも見届けていきたい。

若者殺しの時代
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